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JAXA 公式アプリは無駄遣いか

2013年04月30日 22時58分 JST | 更新 2013年05月04日 16時00分 JST
JAXA

JAXAの公式アプリ『救え!カエル紳士 - JAXA GPM/DPR Project 』のアンドロイド版が、26日リリースされた。

このスマートフォンアプリは、宇宙から地上の降水量(雨・雪)を観測する人工衛星のプロジェクト(GPM/DPR)を啓蒙するために、2012年に、iPhone版で制作されたもの。画面上のスーツを着たカエルのキャラクターをタップして傘を配り、突然の雨でも濡れないように助けてあげると言うゲームアプリだ。

シュールなキャラクターで人気をはくし、iTunes ストアの無料アプリ教育部門で、iPhone版は3位、iPad版は1位を獲得している。こんかいのAndoroid版では、カエル紳士が温泉地に登場する「湯けむりモード」も追加された。

しかし、このゲームキャラクターのカエル紳士の存在価値が脅かされそうな状況となっている。というのも、GPMのキャラクターを募集する『GPMキャラクターコンテスト』が開催されているからだ。

このコンテストは、NASAがJAXAと協力し、GPMを宣伝するキャラクターを、一般市民から募集するもの。最優秀賞を受賞したキャラクターは、漫画にも登場することになる。コンテストのホームページでは、「世界中で大人気の日本のアニメは、テレビや漫画だけでなく、洋服のデザインや教育活動にも使われています。」と書かれており、アニメ系のキャラクターを希望するかのように見える。

カエル紳士は、NASAではなく、JAXAの公式アプリのキャラクターである。JAXAより知名度が高いNASAのキャラクターが募集されてしまっては、また、アニメ系のキャラが最優秀賞を受賞することになっては、カエル紳士の印象は全く薄れてしまうのではないか。ひょっとしたら、カエル紳士の代わりに、このアニメキャラクターが登場するゲームができるかもしれない。

啓蒙アプリ開発に、いくらかかったのかはわからないが、せっかくのカエル紳士の存在が、このままフェードアウトしてしまう可能性もありそうだ。これは、JAXAの無駄遣いではないのか。

コンテストでのキャラクター募集の締め切りは4月30日。NASAそしてJAXAが、今後このカエル紳士をどのように扱うのかを注目したい。