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電車運賃 値上げで1円刻みを検討、通勤定期が増えると社会保険料も増額に

2013年05月04日 11時50分 JST | 更新 2013年09月22日 17時35分 JST

 

消費増税にともなう電車運賃の値上げで、電車運賃を1円刻みにする構想が浮上していると、時事通信が報道している。

関係者によると、複数の鉄道会社が消費増税に合わせて導入を検討しており、増税分をスムーズに運賃へ転嫁するのが主な狙い。駅券売機で10円未満の硬貨を利用可能にするのは技術的に困難なため、交通系ICカードでの乗車に限る方向で調整している。

時事ドットコム 2013/05/02-17:50)

消費税増税とともに、電車の運賃の値上げも想定されているが、現状のような10円刻みの値段設定では、近距離の運賃の値上げは難しく、どうしても遠距離の値上げばかりになっていたとのことだ。

しかし、切符販売機で1円玉を使えるようにすることは難しいため、1円刻みの金額は、ICカード利用時のみに限る方向だ。切符が10円刻みで、ICカードが1円刻みの値段設定なら、「ICカードを使おう」人が増えるようにも思える。

ところが、現状では切符で運賃を払うほうが、ICカードで運賃を払うよりも安くなる場合がある。複数の会社を乗り継いで利用するときに発生するのがその例だ。駅探のホームページでは、JR三鷹駅からJR津田沼までの移動を例にとって、間に東西線を利用する場合、しない場合で料金が違うことが説明されている。

複雑でいく通りも計算方法があるならば、利用者にとっても使いにくいのはもちろんだが、運営会社としてもシステム化がより難しくなることも考えられる。

また、通勤定期代などとして支給される「通勤手当」は、現状は社会保険料の計算に使われる「報酬」に含まれている。消費税が増えるのは家計に負担になるが、通勤手当の増加によって増える社会保険料の負担も、将来は年金としてかえってくる分もあるが、短期的には家計の重荷となりそうだ。