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アベノミクス金融緩和の効果は数カ月後 麻生財務相

2013年05月06日 23時46分 JST | 更新 2013年05月07日 17時06分 JST
Reuters

麻生太郎財務相は7日、閣議後の会見で、黒田東彦総裁の下での日銀による金融緩和の効果について、円が下がったり株が上がったりという動きはあるが、数カ月しなければ傾向は出ないとの認識を示した。

日銀が「異次元緩和」に踏み込んで約1カ月。7日の東京市場でドル/円は99円近辺で推移し、日経平均株価は4年11カ月ぶりに1万4000円台を回復した。

黒田日銀による金融緩和について麻生財務相は、市場で「かなり思い切った大胆なものと受け止められているのは事実」とした上で、金融緩和効果と緩和後の市場の動きについて「円が下がったり株が上がったりがあるが、数カ月して傾向が出てくる」と述べるにとどめた。

10日から英国で開催される日米欧7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の議題に関して「米国、欧州、日本それぞれ違う問題を抱えている。同じEU(欧州連合)でもフランスとドイツでは状況が違う」とした上で、「財政をある程度緩和していかないと、金融政策だけでは景気は回復しないことを皆この数年間に学んだ。財政と金融をうまくやらなければならない」と語った。

その上で「財政をきちんとやるということを持っていないと信用を失う。そのバランスをいかに取っていくか、各国の比重は別にして、そこが一番大きい」と述べ、金融緩和と財政政策の必要性、財政出動と同時に財政健全化に取り組む姿勢とのバランスが重要との認識を示した。

日本の財政再建のスタンスについては「年央めどに、しかるべき案をきちんと出す姿勢に変わりない」と繰り返した。[東京 7日 ロイター]