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5月9日は「アイスクリームの日」 日本初のアイスは横浜馬車道で

2013年05月10日 01時39分 JST | 更新 2013年05月10日 01時52分 JST
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Vanilla ice cream balls with cherry syrup and pieces of pistachio

 

 5月9日は何の日?136年前、ルーマニアがオスマントルコから独立した日?それとも、112年前にオーストラリアで初の国会が開かれた日?いやいや、もっと身近なものの記念日だ。答えは「アイスクリームの日」。せっかくなので少しまじめにアイスクリームのことを調べてみたい。

 日本アイスクリーム協会のホームページなどによると、明治2年6月、町田房蔵という人物が横浜馬車道通りで、氷と塩とを使って「あいすくりん」を作って売り始めたのが日本で最初のアイスクリーム製造販売と言われている。発祥の地には今、「太陽の母子像」という記念モニュメントが置かれている。ちなみに、あいすくりんの価格を現在の価格にすると約8千円。当時の大工の1日の稼ぎに相当するほどの高級品だったという。

 さらに時代をさかのぼって日本人が最初にアイスクリームを食べたのは、江戸時代万延元年、日米修好通商条約批准のために渡米した徳川幕府一行というのが定説になっている。当時の日記には、

「珍しきものあり。氷を色々に染め、物の形を作り、是を出す。味は至って甘く、口中に入るるに忽ち溶けて、誠に美味なり。之をアイスクリンといふ。」(柳川当清「柳川日記」より)

とアイスクリームを初めて味わった時の驚きが書かれているという。

 しかし、初めて作って売りだした日も、食べた日も「5月9日」とは書いていない。なぜ5月9日なのか?

 同協会によると、東京アイスクリーム協会(日本アイスクリーム協会の前進)が1964年、この年に開催された東京オリンピックにあわせて消費拡大を図り、連休明けの5月9日にイベントを開いたのが「アイスクリームの日」だったようだ。

 ちょっと自慢できる豆知識をもう少し。私たちがコンビニエンスストアなどで目にする「アイス」は、実は乳成分の含有量によって三種類に分けられる。一つは乳固形分と乳脂肪分が最も多く含まれている「アイスクリーム」。二つ目は、アイスクリームよりも乳成分が少ない「アイスミルク」。そして、植物性脂肪が多く使われている「ラクトアイス」。アイスキャンディーやシャーベットなどは法的には「氷菓」と呼ぶのだそうだ。

 また、世界各国の1人あたり年間生産量(2011年度)を見ると、第1位はアメリカで18.56リットル。日本は第12位で6.33リットル。つまり、アメリカ人は日本人の約3倍のアイスクリームを消費していることになる。日本国内で見ると、都道府県庁所在都市別の1世帯あたりの支出金額(2012年)は、金沢市が1位で10800円、2位が福井市で9090円、3位が宇都宮市で8961円となっている。

 

 おっと、調べ物ばかりしていたら頭が熱くなってきた。アイスクリームでも食べてクールダウンしよう!

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