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サーベラスの西武TOB、目標に届かず 保有比率35%超で拒否権は確保

2013年06月02日 19時22分 JST | 更新 2013年06月02日 19時23分 JST
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A Seibu Railway Co. train arrives at Seibu Chichibu station in Saitama, Japan, on Monday, March 25, 2013. Cerberus Capital Management LP, owner of 32.4 percent of Seibu Holdings Inc., is willing to wait as long as three years for the relisting of the Japanese rail and hotel operator. Photographer: Noriyuki Aida/Bloomberg via Getty Images

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米投資ファンドのサーベラスは1日、西武ホールディングス(HD)に対して実施していた株式公開買い付け(TOB)に3.04%の応募があったと発表した。これにより保有比率は現行の32.44%から35.48%になる。

サーベラスは、3月12日から5月31日まで、1株あたり1400円で西武HDの株式の44.67%を上限としてTOBを実施した。取得期間中に買い付け目標の上限を36.44%(最大4%増)から44.67%に引き上げていたが、最終的に応募のあった株式数は初回の上限にも満たなかった。

TOBの下限は設定していなかったため、サーベラスは応募株数のすべてを買い付ける。これによりサーベラスは、発行済み株式総数の3分の1超を保有することになるため、合併や定款の変更などの経営の重要事項について、株主総会で議案を否決できる比率は確保する。

株式の買い増しによりサーベラスは、西武HDの経営への関与を強める狙いがある。このほか、6月開催予定の西武HDの株主総会で、独自の取締役の候補者を推薦している。

一方、西武HDは、会社側提案として独自の取締役候補を推薦していた。株主に対してはサーベラスのTOBや取締役候補を推薦する株主提案に応じないよう求め、両社の対立の構図は変わっていない。[東京 1日 ロイター]

(Reporting By Emi Emoto 江本恵美)