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日経平均は大幅反発、今年最大の上げ幅

2013年06月10日 15時47分 JST
Reuters

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東京株式市場で日経平均は大幅反発。前日比636円高と今年最大の上げ幅で高値引けし、6月5日以来3営業日ぶりに1万3500円台を回復した。

前週末発表の5月米雇用統計を受けて、米連邦準備理事会(FRB)が早期に資産買い入れプログラムを縮小するとの懸念が後退。米国株が大幅上昇したほか、為替も98円台前半まで円安方向に振れ主力輸出株を中心に大幅高となった。後場も主力株への買い戻しや先物への自律反発期待の買いが継続し上げ幅を拡大した。東証1部全体の97%が値上がりし、全面高となった。

一方、東証1部の売買代金が2兆5760億円と5月7日以来約1カ月ぶりに3兆円を下回る低水準となり、売られ過ぎの反動との見方も多い。ちばぎんアセットマネジメント・調査部長の奥村義弘氏は「日経平均が13週移動平均線(1万3574円94銭=10日)を上回っておらず、まだ底値固めの段階だ。日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとして、投資家は見送りムードが強い。決定会合を受けて為替や金利動向が落ち着きを取り戻すかがポイントだ」と述べた。

個別銘柄ではトヨタ自動車<7203.T>やソニー<6758.T>など輸出株が後場一段高となったほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>など金融株も堅調。2013年4月期の営業利益が前期比37%増益となったクックパッド<2193.T>はストップ高となった。

半面、三菱重工業<7011.T>が東証1部値下がり率トップ。米電力会社エジソン・インターナショナル傘下のサザン・カリフォルニア・エジソン(SCE)が原子炉2基の廃炉を発表し、三菱重工に損害賠償や保険による補償を一部求めるとしており、警戒感が強まった。

東証1部騰落数は、値上がり1670銘柄に対し、値下がりが39銘柄、変わらずが7銘柄だった。

[東京 10日 ロイター]