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自然エネルギーの発電能力、過去最大に 原発100基分に相当

2013年06月12日 23時42分 JST | 更新 2013年06月12日 23時56分 JST
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Mixed race man walking past solar panels

エネルギーの専門家らでつくる民間団体「21世紀のための自然エネルギー政策ネットワーク(REN21)」は、世界の自然エネルギーに関する最新状況をとりまとめた報告書「自然エネルギー世界白書2013年版」を作成し、発表した。

報告書によると、2012年に世界で導入された自然エネルギー発電設備は1億1500万kWとなり、100万キロワット級原発100基以上に相当するという。この量は、全世界で12年に新規に導入されたあらゆる発電設備の半分を超える規模。特に、発展途上国で導入の動きが広がっていると書かれている。

また、2012 年末の世界全体の自然エネルギーの全発電容量は前年から8.5%増加して14億7000万kWとなった。風力発電が自然エネルギー発電設備の新規導入量の約39%を占め、水力発電と太陽光発電がそれぞれ約26%を占めているという。

国別の投資額をみると、中国が前年比22%増加で670億ドル、特に太陽光発電への投資が飛躍的に伸びた。南アフリカ、モロッコ、メキシコ、チリ、ケニアなどでも投資が急激に拡大していて、中東およびアフリカは前年比228%増という世界で最も高い増加率となり、投資額は120億ドルに達しているという。

■日本の投資状況

日本での自然エネルギー投資(研究開発を除く)は約73%増で160億ドルとなり、主な要因は小規模太陽光発電の急成長だった。

太陽光発電の導入が拡大しているというものの、2012年の国別導入量比較ではドイツ、イタリア、中国、アメリカに次ぐ5位となっている。一方で、2013年の市場規模は世界1位になる見通しだという。産経新聞が以下のように伝えている。

2013年に日本国内に新規導入される太陽光の発電能力は12年に比べ2・2倍の530万キロワットに拡大、設備販売額や設置費用などを合計した市場規模が198億ドル(約1兆9100億円)とドイツを抜いて世界1位になる見通しとなった。米調査会社IHSが12日までにまとめた。

産経新聞 2013.6.12 12:15)

報道によると、昨年7月からの再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で太陽光発電の買い取り価格が高めに設定され、導入意欲が高まっているのが急拡大の理由だという。日本は設備価格が海外に比べて割高となっているため、導入量では日本を超える中国よりも市場規模が大きくなっているようだ。

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