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Web業界で長く生き残れるスキルとは?【サイラボ川原崎xハフポスト松浦】

2013年06月14日 15時53分 JST | 更新 2013年06月21日 01時30分 JST
Kaori Matsumoto

5月18日、ザ・ハフィントン・ポストの日本版ローンチを記念して「Webメディア業界のキャリアデザインって?」というテーマでトークイベントが行われた。

登壇者はザ・ハフィントン・ポスト日本版編集長の松浦茂樹とサイラボ編集長の川原崎晋裕さんの2人。Webメディアでの編集/プロデュース経験の豊富な2人が、「3年後になくなっていそうな職種orスキルは?」「息の長そうな職種orスキルは?」など6つの質問を軸に、Webメディア論を語り合った。本稿では全6回に分けてその模様をお届けする。

その第2回目にあたる今回のトークテーマは、「息の長そうな職種orスキルは?」。

1つ目のトークテーマ「3年後になくなっていそうな職種orスキルは?」では、「人の心をつかまえるスキルのある人が残る」という結論になった。今回のトークテーマでも、この部分を出発点に、部下の評価基準などプロデューサー視点の話に展開した。

■Q2:息の長そうな職種orスキルは?

「僕、部下が何人かいるんですけど、外注すればできることは基本的に評価しないことにしています」(川原崎さん)

外部の人間でもできるような作業ベースのことではなく、事業やコンテンツを作るなど、中で働いている人間でないと生み出せないものに評価基準の重きを置いているという川原崎さん。部下には「サイゾーでは自分でしかできないことをやってほしい」と伝えているそうだ。松浦もライブドアで様々な赤字事業を黒字に展開させる過程で一つのことを意識していた。

「結果として、嫌いなことをやらせてもパフォーマンスが出ないのは当たり前と思ってるんです。好きなことも含めて考えるのが仕事。それで結果までつけるのが仕事としての成長の部分だと思う」(松浦)

その後、川原崎さんから「スペシャリストとゼネラリストってどっちが息が長そうですか?」という質問が出た。プロデューサーなどゼネラリスト寄りの川原崎さんは、コーディングやデザインを担当するスペシャリストに対して「自分はなんでも6割くらいできる人で専門の人には勝てない」とコンプレックスがあったと言う。

「80~90点取れるスペシャリストは残ると思うけど、60点しか取れないスペシャリストは多分ダメだね。僕も最初はSEをやってて、35歳が限界だって説があったけど、『そんなことないよ』って言う人はやっぱり80点以上取れるスペシャリスト」(松浦)

それでもSEや営業を経験していたことは大きかったと松浦は言う。システムの知識や営業トークのスキルを持ってディレクションすると、他の職種の人の気持ちがわかるというメリットがあり、「30歳くらいまでに色々やっておくといいのでは」と述べた。川原崎さんも「ディレクションされる側からすると、やったことのない奴に指示されたくないって感情はありますよね」と同意。スペシャリストとのレベルの違いはあっても、経験があるということはゼネラリストにとっても一つの強みとなるようだ。

(文:大井正太郎)

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