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「ルンバ」の並行輸入品 使うと罰金?

2013年06月16日 14時24分 JST | 更新 2013年06月16日 18時06分 JST
Flickr / KaiChanVong

家にいなくても自動で部屋を掃除してくれることから人気を博している、掃除ロボット「ルンバ」。米国アイロボット社が販売しており、日本では正規の輸入品だけではなく、より安価な並行輸入品がインターネットなどで安く販売されている。しかし、その並行輸入品には意外な落とし穴があった。

産経新聞によると、並行輸入品の中には消防や携帯無線に影響を与えないことを証明する「技適マーク」がない商品が多い。無線通信を使用している「ルンバ」の一部モデルは総務省の定める基準を上回る電波を発しているため、「技適マーク」のない製品を使用すると電波法違反に問われることもあるという。

このため、ルンバを製造する米アイロボット社の日本総代理店「セールス・オンデマンド」(東京)は商品シリーズのうち、570、570J、577、577J、780の5機種で、技適マークを取得し、マークを製品に記載している。一方、並行輸入品にはマークのない製品が多く、この5機種以外にも、790、560、550などのタイプも販売されている。電波法に違反すると、この場合は使用者が1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられ、販売者は罪に問われない。

日本国内向けのアイロボット公式サイトでは、並行輸入品など海外仕様品の使用について注意を呼びかけている。それによると、海外仕様品は、電波法のほかに、電気用品安全法(PSE法)に抵触することがあるという。PSE法とは、日本国内において電気用品による危険および傷害の発生を防止することを目的に、経済産業省が規定しているもので、国の定めた安全基準に適合した旨の「PSEマーク」がないと製造/輸入/販売行為ができないというものだ。マークが付いていない製品が日本国内に出回った場合は、国は関係事業者に回収等の措置を命じることができる。

製品が日本仕様正規品かどうか見分ける方法は、セールス・オンデマンド株式会社発行の保証書があるかどうか、化粧箱が日本語表記されているかどうか、ルンバ本体充電充電器横にホログラムシールが貼付されているかどうかで見分けることができる。「技適マーク」と「PSEマーク」があるかどうかと合わせてチェックするといいだろう。

少々安い並行輸入品などの製品を購入して、国内の正規品を買うより、リスクを負い、結果的に高くついてしまうことにならないよう注意したいものだ。