高市早苗自民党政調会長、発言撤回 進退影響なし?「職務に専念を」=菅官房長官【党幹部の動き】

菅義偉官房長官は19日午後の会見で、自民党の高市早苗政調会長が原発再稼働に関連する自身の発言を撤回したことについて、安倍晋三首相と話をした上で、高市政調会長には発言に注意し、職務に専念してほしいと伝えたことを明らかにした...
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菅義偉官房長官は19日午後の会見で、自民党の高市早苗政調会長が原発再稼働に関連する自身の発言を撤回したことについて、安倍晋三首相と話をした上で、高市政調会長には発言に注意し、職務に専念してほしいと伝えたことを明らかにした。

共同通信によると、高市政調会長は17日、神戸市での講演で、原発の再稼働問題について「福島第一原子力発電所の事故があったが、それによって死亡者が出ている状況ではない。最大限の安全性を確保しながら活用するしかない」と発言した。

これに対して、野党だけでなく与党関係者からも批判の声が出ていた。菅官房長官は18日、発言の前後をみると問題になるような発言ではなかった、と説明していた。

この日の会見で菅官房長官は「政治家は誤解を招くことがないよう、発言には注意しなければならない」と指摘。本人が発言を撤回し、陳謝したことに関連して「きょう何回か政調会長と話をした。首相に進退を任せるということも聞いた。すべての事実関係を含めて首相と私で話をし、今後発言に注意するように、政調会長としての職務は、これからも務めてほしいということを伝えた」と語った。[東京 19日 ロイター]

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