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アップルが談合との判決、電子書籍の価格つり上げで中心的な役割

2013年07月11日 00時24分 JST | 更新 2013年07月11日 00時26分 JST
Reuters

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米アップルが電子書籍の販売で出版社と共謀し価格をつり上げていたとして、米司法省が反トラスト法(独占禁止)違反で訴えていた裁判で、マンハッタン連邦地裁は10日、アップルが同法に違反したとの判断を下した。

今回の判断を受け、電子書籍販売のあり方に変化が生じる可能性がある。

連邦地裁のコーテ判事は、アップルが出版大手5社と共謀し、価格競争の排除および価格つり上げで中心的な役割を果たしていたと指摘した。

司法省側の訴えによると、アップルは電子書籍市場で当時90%のシェアを握っていたオンライン小売り大手アマゾン・ドットコムが安い価格を維持できないよう、ラガルデール傘下のアシェット・ブック・グループ、ニューズ・コーポレーション傘下のハーパーコリンズ・パブリッシャーズ、ピアソン傘下のペンギン・グループ(米国部門)、CBS傘下のサイモン・アンド・シュスター、マクミランの出版5社と共謀していたという。

販売側が価格を設定するアマゾンの販売法とは異なり、アップルは出版社が高めに価格を設定し、販売手数料をアップルに支払う契約をこれら5社と取り付けていた。

司法省は、こうした動きによって、アマゾンが同様のビジネスモデルへの転換を強いられ、電子書籍市場全体の価格が上昇する構図になったと指摘していた。

出版5社はすでに当局と和解しており、アップルのみが争っていた。

コーテ判事はこれまでに、アップルの非が立証できる可能性があると述べていたことから、この日の判断は大きな驚きとは受け取られなかった。

アップルと弁護団からコメントは得られてない。司法省は現時点でコメントはないとしている。

*誤字を修正して再送します。

[ニューヨーク 10日 ロイター]