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マイクロソフト 合言葉は「One Microsoft」 大規模な組織再編

2013年07月11日 23時09分 JST | 更新 2013年07月11日 23時17分 JST
engadget

マイクロソフトが大規模な組織再編、合言葉は「One Microsoft」

米マイクロソフトが大規模な組織改編を発表しました。バルマーCEOが社員向けの長大なメールで明らかにしたのは、「Windows」や「Xbox」といった製品ごとのグループではなく、「OSエンジニアリング」など全製品にまたがる機能ごとのグループ化を基本とした組織再編。

これはパッケージソフトウェアの企業から「デバイスとサービス」の企業へというマイクロソフトの戦略転換を反映したもので、部門ごとではなく全社で統一した戦略のもと、より迅速かつ効率的にビジネスイノベーションを進めることが目的とされています。社員向けメールのタイトルであり、繰り返されるマントラは「One Strategy, One Microsoft」。

マイクロソフトはこれまでWindows などグループごとにプレジデントを置き、なかば独立したカンパニーのように運営してきましたが、今回の再編後は部門プレジデントの肩書きはなくなり、それぞれの部門をシニアバイスプレジデントが占めることになります。

主要な製品とビジネスについては、4つのエンジニアリンググループに再編されます。新グループとそれぞれの責任者、担当内容は:

Operating Systems Engineering Group. (Terry Myerson)

OSを担当。デスクトップのWindows だけでなく、Windows Phone や Xbox 、バックエンドシステム、さらにOSと切り離せない中核クラウドサービスについても担当。

Devices and Studios Engineering Group. (Julie Larson-Green)

ハードウェアデバイスと、デバイス向けに開発されるゲームや音楽、動画などエンターテインメントの「スタジオ」を担当。デバイスはウェアラブルから大型機器まで。Xbox もこの部門に含まれる。

Applications and Services Engineering Group. (Qi Lu)

アプリとサービス担当。Officeなどのプロダクティビティやコミュニケーション、検索などの技術とサービスを開発。

Cloud and Enterprise Engineering Group. (Satya Nadella)

クラウドとエンタープライズビジネス担当。データセンターやデータベース、エンタープライズITや開発ツールに必要なクラウド基盤を含む。

この4つの主要なエンジニアリンググループに加えて、エンタープライズアプリの Dynamics Group、先端技術・戦略研究の Advanced Strategy and Research Group、マーケティンググループ、独立して COO (Kevin Turner)、ひとつの財務グループ、法務や人事などが設けられます。

またOEMやコンポーネントベンダー、開発者、ノキアやYahooなどとのパートナーシップおよび、広範な分野のエヴァンジェリズムを担当する Business Development and Evangelism Group には、Skype の元 CEOである Tony Bates が就任します。

組織再編の詳しい内容と今後のマイクロソフトのビジョンについては、リンク先のバルマーCEOによる長大な檄文を参照。

そういえば Xbox 事業を含む(旧) Interactive Entertainment Business のプレジデントを務めていたドン・マトリック氏が、開発から発表プレゼンまでを務めた次世代機 Xbox One の発売を待たずしてZynga のCEOに転職したニュースがありましたが、その際には理由として「マイクロソフトの組織再編の先手を打った」といううわさがありました。プレジデントから格下げになり、またXbox部門が「デバイス」全体の一部になることを望まなかったのかもしれません。

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