スペイン、サンティアゴ・デ・コンポステラ駅付近で列車脱線、死亡者・負傷多数

スペインからの報道によると、同国北部ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステラで24日夜(日本時間25日未明)、列車の脱線事故があり、多数が死亡したと報じられている。負傷者も多数いるもよう。マドリードの日本大使館が邦人被害者がいないか確認を急いでいる…

スペイン北西部のサンティアゴ・デ・コンポステラ近郊で24日午後9時前(日本時間25日午前4時前)、高速鉄道が脱線した。50人以上が死亡し、多数がけがをしている模様。日本人が巻き込まれたかどうかは分かっていない。朝日新聞デジタルが伝えた。

NHKによると、鉄道会社レンフェは、この事故で複数の死者が出ているとしているが、詳しい人数はまだ分からないとしている。脱線した列車は、スペインの首都マドリードから北西部のフェロルに向かっていたということで、現地のテレビ局が伝えた映像では、複数の車両が脱線し、一部は激しく壊れている。

列車には約240人が乗っていた。現地からの映像では、4両が横転、中には他の車両に乗り上げ大破しているものもあり、煙が上がっている様子が確認できた。多数の救助隊員が救出作業に当たっている

サンティアゴ・デ・コンポステラはキリスト教の聖地として名高いスペイン北西部の宗教都市。聖ヤコブの墓の上に建てられた大聖堂をはじめ寺院が多い。中世にはヨーロッパ最大の巡礼地だった。1985年、世界遺産(文化遺産)に登録された。

事故当時は聖人の祝日の前夜を迎えていた

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