ニュース

「ピンク・パンサー」のメンバー、スイスの刑務所脱獄 銀座でも事件を起こした国際強盗団

2013年07月26日 22時22分 JST
AFP時事


スイス西部ボー州の警察当局によると、同州の刑務所で服役中だった国際的な宝石強盗団「ピンク・パンサー」のメンバーとされる受刑者が25日夜、脱獄した。仲間とみられる2人組が外から車で刑務所に突入、警備員らに銃撃を浴びせたうえで脱獄を助けたという。朝日新聞デジタルが伝えた。

脱獄したのはボスニア・ヘルツェゴビナ出身のミラン・ポパリッチ受刑者(34)。2009年にスイス西部ヌーシャテルの宝石店で起きた強盗事件で懲役2年8カ月の判決を受けた。

ブルームバーグによると、国際刑事警察機構(ICPO)の調べで、ピンクパンサーは欧州や中東、アジア、米国の高級宝石店をターゲットに窃盗を繰り返し、1999年以来これまでに盗んだ金品は3億ユーロ(約391億円)相当を超えると見られている。朝日新聞デジタルによると、メンバーの多くが旧ユーゴスラビアの民兵出身といわれている。

日本でもピンク・パンサーの犯行とされる被害が起きている。2007年6月14日、東京都中央区銀座の宝石店「エクセルコダイヤモンド東京本店」で、店員3人に催涙スプレーを吹きかけ軽傷を負わせ、2億円相当のティアラと8400万円相当のネックレスを奪った疑いで、2012年5月19日に、モンテネグロ国籍のイェルシッチ・ラドヴァン容疑者(41)がモンテネグロの捜査当局に身柄を拘束されている。また警視庁は2012年8月、共犯として、モンテネグロ国籍のハジアフメトビチ・リファト被告(44)を強盗容疑などで逮捕していた。

防犯カメラによると、犯行はわずか32秒あまり。客を装ったリファト被告が、ティアラの置かれたショーケースに向かい、仲間が店員の気を引く隙にケースをこじ開けた。気づいた店員を仲間が催涙スプレーで威嚇。店員が女性だけになる、わずかな時間を狙った犯行だったという。

(ダイヤモンド・オンライン「犯行時間わずか32秒! 映画のような鮮やかな手口でダイヤを奪う謎の国際強盗団「ピンクパンサー」を追え!」より)

関連記事

国際強盗団「ピンク・パンサー」