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ゲリラ豪雨が脅かす花火大会 命の危険もある低体温症を防ぐ方法は?

2013年08月09日 21時44分 JST
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Tokyo bay grand fireworks festival,

夏の風物詩といえば、日本各地で開かれる花火大会だが、今夏は頻発するゲリラ豪雨に開催が脅かされている。

7月27日に都内で開かれた隅田川花火大会は、突如降り始めた豪雨で開始後30分で大会史上初めて中止に。多くの見物人がずぶ濡れとなった。7月23日には同じ都内の葛飾納涼花火大会も雷雨で開始5分前には中止に。

7月28日には、山口県や島根県の一部地域で局地的な大雨が降った。気象庁は「これまでに経験したことのないような大雨となっている所がある」として最大級の警戒を呼び掛けたほどだ。8月3日には、都内で江戸川区花火大会が開かれるが、zakzakでは、不安を隠せない様子の同区産業振興課の担当者の発言を以下のように伝えている。

「防災担当が天候をチェックし、降雨だけならそのまま決行するが、怖いのは雷と強風。前もって中止が決まった場合は、順延もあるが、当日に決まればそれも難しい。天気が荒れないことを願うばかり」

(zakzak 「ゲリラ豪雨で花火大会ピンチ! 主催者側は戦々恐々 “秘密兵器”雷検知器を導入」2013/07/31)

もしあなたが花火大会に出かけてゲリラ豪雨に襲われた場合、最も注意しなければいけないのは低体温症だ。隅田川花火大会と同日に都内で開かれた男性アイドルグループ「NEWS」の野外コンサートも、急に降り出した雨で中止になった。47NEWSによると、女性87人が手当てを受け、うち9~39歳の41人が過呼吸や、雨で体がぬれたことによる低体温症とみられる症状で病院に運ばれた。

「ちょっと体が冷えた」で済めばいいが、低体温症は、このように重篤になる可能性もある。身体が温度変化に対応できずに急速に体内温度が下がり、命の危険もあると指摘されている。デジタル大辞泉では、以下のように解説している。

寒冷な環境の中で中心体温(直腸温度)がセ氏35度以下に下がると起こる症状。初期は寒さの訴えとふるえが起こるが意識は正常。極端に下がると、昏睡状態となり脈拍・呼吸数が低下し、死亡(凍死)する。

では、もし雨に打たれた際はどうすればいいのか。TBS RADIOの「森本毅郎・スタンバイ!」のブログでは、世田谷井上病院理事長・井上毅一氏のアドバイスを次のように掲載している。

上半身だけ早めに乾燥させて、乾燥させた着衣を着せること。

どんな方法でも良いので体を温めるようにして暖かい、どちらかというと甘い飲み物、白湯にお砂糖を混ぜてもいいですけど。少し暖めてゆっくり与えて。

(日ごろ準備するものは?)シャツだけは持っていたほうがいいですね。2,3枚入れておいたほうがいいかもしれないですね。あとパンツ。(荷物が増えるけど?)しょうがないじゃない。命のほうが大事だもん!。

(森本毅郎・スタンバイ! 「夏なのに、山じゃないのに・・・夏、都市部で起こる「低体温症」にご用心!」2013/07/31)

着替えやレインコート、温かい飲み物など。いつ雨に降られてもいいように事前の準備が物を言うようだ。行楽シーズンだけに、家族や友人と花火大会に行く人も多いと思うが、くれぐれもお気をつけて。

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