オランダのフリーゾ王子、スキー事故で意識戻らないまま死去

オランダ王室は8月12日、スキー中の事故で意識不明となっていたヨハン・フリーゾ王子(44)が同日、脳の損傷に伴う合併症により、同国ハーグの王室所有の宮殿で死去したと発表した。

オランダ王室は8月12日、スキー中の事故で意識不明となっていたヨハン・フリーゾ王子(44)が同日、脳の損傷に伴う合併症により、同国ハーグの王室所有の宮殿で死去したと発表した。共同通信が伝えた。

フリーゾ王子は2012年2月、オーストリアでスキーをしていた際に雪崩に巻き込まれ意識不明になっていた。フリーゾ王子はイギリスの病院に入院した後、先月からはオランダのハーグにある王宮で療養を続けていたが、意識が戻らないまま12日、死去した

2004年、同国の王位継承順位4位だったフリーゾ王子は、かつて麻薬王と関係があったと報じられたマーベル・ワイス・スミットさんと結婚するに当たり、王位継承権を放棄していた

王子の訃報を受けたマルク・ルッテ首相は、休暇を早く切り上げて13日に帰国することを決め、「あらゆる想定はしていたが、やはりショックだった」と述べた。また、同王子の妻マーベルさんと2人の子、またベアトリックス元女王へ哀悼の意を表し、「親にとって子を亡くすことほどつらいことはない」と語った

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