消費税は「1050円(本体1000円、消費税50円)」の3点セット表示が親切 博報堂調査

わかりやすい価格の表示は「税込・税抜き・税額」の3点セットで表示――2014年の消費税増税を控え、博報堂が8月12日、「わかりやすい価格表示」についての調査結果を発表しました。
Budget and calculator
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わかりやすい価格の表示は「税込・税抜き・税額」の3点セット――2014年の消費税増税を控え、博報堂が8月12日、「わかりやすい価格表示」についての調査結果を発表した

これに従えば、「1050円(本体1000円、消費税50円)」といった形で表示するのがわかりやすいということになる。

消費税は、2012年8月に可決した消費税増税法によって、2014年4月から8%、15年10月に10%へと、2段階で引き上げられる予定になっている。一年半で2回の税率変更が行われるため、政府は「税抜き表示」を認める方針を示している。しかし、2004年以降、税込の総額表示を義務付けていたため、2014年以降の税込と税抜きが混在する状況について、混乱を招くと指摘する意見もあった。

調査では、増税後の表示方法として最も「わかりやすい」と思う表記方法を聞いたところ、「税込・税抜き・税額」の3点表示が48.1%と最も多く、「税込・税額」(18.8%)や「税込・税抜き」(13.6%)を大きく上回った。実際に支払う税込総額だけでなく、本体価格と税額の双方を知りたい、という意向がはっきりと数字に現れた形だ。

2004年に税込の総額表示が義務付けられた影響もあって、税抜き表示を求める割合は2%台にとどまった。

※消費税増税後の価格表示、みなさんはどのような表記がわかりやすいと思いますか?

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