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伊勢神宮が式年遷宮 外宮の新正殿公開

2013年08月17日 23時01分 JST | 更新 2013年08月18日 00時23分 JST
時事通信社


伊勢神宮の事務を扱う神宮司庁は8月17日、20年ごとに社殿を造り替える式年遷宮が行われている三重県伊勢市の伊勢神宮外宮の中心に位置する完成間近の新正殿を公開した。共同通信が伝えた。

内宮には皇室の祖神である天照大神が、外宮には衣食住や産業の神とされる豊受大神がまつられている。外宮正殿は、7月26日に公開された内宮の新正殿と同様、地面に深い穴を掘って丸い柱を埋める「唯一神明造」という工法で建築されている。

また、新社殿まで市民らが白石を運ぶお白石持(しらいしもち)行事は17日、内宮から外宮へと舞台を変えた。この日は内宮での行事の際、白石を積んだそりを五十鈴川で引いた奉献団十団が参加。市街地でそりを滑らせ、1キロ先の外宮を目指した。

先陣を切ったのは中村町奉献団の約500人。白石をそりに載せ、尾上町の小田橋を出発。内宮と外宮を結ぶ県道の御木本道路へと出て外宮まで進んだ。

■ 用語

式年遷宮

式年遷宮の制度は、今から約1300年前に第40代天武(てんむ)天皇がお定めになり、次の第41代持統(じとう)天皇の4年(690)に皇大神宮の第1回目の御遷宮が行われました。以来長い歴史の間には一時の中断(戦国時代)はありましたが、20年に一度繰り返されて、来る平成25年には第62回目の御遷宮が行われます。

遷宮とは、新しいお宮を造って大御神にお遷(うつ)りを願うことで、式年とは定められた年を意味します。神宮には内宮・外宮ともそれぞれ東と西に同じ広さの敷地があり、20年ごとに同じ形の社殿を交互に新しく造り替えます。また神様の御装束神宝も新しくされます。
(伊勢神宮式年遷宮広報本部公式ウェブサイト「神宮・遷宮Q&A」より)

お白石持行事

「お白石持行事」は、一連の遷宮諸行事のひとつであり、新しい御正殿の敷地に敷き詰める「お白石」を奉献する民俗行事で、宮川より拾い集めた「お白石」を奉曳車・木そりに乗せ、沿道や川を練り進みます。神域に入ってからは、一人ひとりが白布に「お白石」を包み、遷宮後は立ち入ることの出来ない新宮の御垣内、真新しい御正殿の近くまで進み、持参した「お白石」を奉献する行事です。

お白石持行事は、国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として選択され、また伊勢市の「無形民俗文化財」として指定されています。
(伊勢市ホームページ「お白石持行事とは」より)

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