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顧客採用=重要顧客の身内を採用する慣行を銀行が見直しへ

2013年08月24日 17時04分 JST | 更新 2013年08月24日 17時04分 JST
Reuters

重要顧客の身内を採用する『顧客採用』は、ビジネスの世界ではよくある話だ。しかし、一歩間違えると贈賄行為に当たりかねない…

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JPモルガンによる少なくとも2人の中国人の採用をめぐり、米政府が贈賄の調査に乗り出したことを受け、銀行や企業が世界的に自行や自社の雇用慣行を見直している。

問題とされるのは「顧客採用(client hire)」だ。

夏季インターンシップ、もしくはエントリーレベルの仕事を重要な顧客の身内にあてがうのは、ビジネスの上で世界的によく行われていることだが、特に銀行業界では流行している。

銀行と顧客の双方にとってメリットがあるため、香港駐在のある投資銀行関係者は「ファイナンスは人々の頼みを聞くことであり、そうやって世の中は回っている」と話す。

顧客採用が通常の採用試験や面接を経ないで採用されるとは必ずしも限らないが、ロイターがインタビューしたヘッドハンターや銀行家によると、同じような条件を持った採用候補者が2人いれば、コネのある候補者が採用されるという。

米国の法律は企業が政治的に良いコネのある幹部を雇うことを禁じてはいないが、ビジネス獲得のためにそのような人物を雇うことは贈賄行為に当たりかねない。関係筋によると、米証券取引委員会(SEC)はJPモルガンの行為が贈収賄防止関連法(FCPA)に違反していないかどうか調査している。

香港駐在のある米銀筋は「中国国籍を持つ全ての従業員のリストがあり、念のため全ての人間関係をチェックしているところだ」と明らかにした。

[香港 22日 ロイター]

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