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「風立ちぬ」ヴェネツィア国際映画祭に出品決定 開催地イタリアでは「ゼロ戦はヒーローなのか?」の声も

2013年08月25日 00時00分 JST | 更新 2013年08月25日 21時33分 JST
時事通信社

「ゼロ戦はヒーローなのか?」 「風立ちぬ」へのイタリア人ファンの疑問

宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」は、2008年の「崖の上のポニョ」以来5年ぶりに手がけたスタジオジブリの長編アニメーション映画ということで、公開前から注目が集まっていました。7月20日(土)に全国343館454スクリーンで公開されて以来、30日間の累計動員数は580万人、興行収入は72億円を超え、ジブリ人気を改めて感じさせられます。

【イタリアでも期待高まる】

日本で大人気の本作が、8月28日~9月7日にイタリアのヴェネツィアで行われる「第70回ヴェネツィア国際映画祭」の長編コンペティション部門に選ばれました。ヴェネツィア国際映画祭といえば、カンヌ(仏)・ベルリン(独)と並ぶ世界三大映画祭のひとつで、最高賞は金獅子賞(Leone d’Oro)です。

「風立ちぬ」が映画祭へ選出されたことを受けて、開催地イタリアでは、大手メディアが競ってこのニュースを報じています。

イタリアでも大人気の、スタジオジブリの最新作という期待に加え、戦争を題材としている点が注目されているようです。

【戦争】

イタリア2大紙のひとつであるレプブリカ紙は、零戦の設計者を主人公にした「風立ちぬ」は、戦争を賛美した映画では、と公開当初から批判を浴びていることを紹介しました。しかし宮崎監督はこれを否定し、むしろ平和をテーマにしたおとぎ話だと反論していることも報じています。

イタリアでは、「KAMIKAZE」(神風)という単語が、自爆テロ行為や自爆テロリストという意味で辞書に載っています。それほど日本の「神風特攻隊」の認知度が高いため、零戦を題材にした今作に注目が集まるのでしょう。

実際、イタリアのジブリファンからは、「零戦やカミカゼは日本ではヒーローなのか」、「日本人は戦争について話すことを嫌うのに、なぜ宮崎監督はこのテーマにしたのか」などの疑問が寄せられています。彼らは、「風立ちぬ」の中に、答えを見つけられるのでしょうか。

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