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宇多田ヒカルさん、母親の藤圭子さんの死去でコメント「感謝の気持ちでいっぱい」

2013年08月26日 17時21分 JST | 更新 2013年08月27日 00時59分 JST
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NEW YORK - MARCH 25: Singer Utada visits the Sephora store on Fifth Avenue on March 25, 2009 in New York City. (Photo by Brad Barket/Getty Images)

8月22日に亡くなった歌手の藤圭子さんの娘でシンガーソングライターの宇多田ヒカルさんが26日、自身の公式サイトでコメントを発表した。さらに、藤圭子さんの元夫である宇多田照實さんのコメントも掲載された。

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藤圭子さんが亡くなってから4日。沈黙を続けてきた宇多田ヒカルさんは、その動向が注目されていたが「様々な憶測が飛び交っているようなので、少しここでお話をさせてください」として、初めてその心境を明らかにした。宇多田ヒカルさんは「彼女(藤圭子さん)はとても長い間、精神の病に苦しめられていました」とした上で、「幼い頃から、母の病気が進行していくのを見て」いたことを明かし、藤圭子さんの当時の病状について次のようにコメントしている。

症状の悪化とともに、家族も含め人間に対する不信感は増す一方で、現実と妄想の区別が曖昧になり、彼女は自身の感情や行動のコントロールを失っていきました。私はただ翻弄されるばかりで、何も出来ませんでした。



母が長年の苦しみから解放されたことを願う反面、彼女の最後の行為は、あまりに悲しく、後悔の念が募るばかりです。

(「8月22日の朝」Hikki's WEBSITEより 2013/08/26 11:50)

母である藤圭子さんとの思い出は悲しい記憶が多いと振り返りながらも、「母の娘であることを誇りに思います。彼女に出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです」と母に対する思いを綴った。

そして、藤圭子さんの元夫である宇多田照實さんは、関係者や藤圭子さんと宇多田ヒカルさんのファンの方へのお詫びと感謝の気持ちを述べた後、「通夜、葬儀に関しては、故人の遺言書に書かれていた本人の強い意志に従い、執り行わないことにしました」と、通夜、葬儀を執り行わないよう、藤圭子さんの遺言書に書かれていたことを明らかにした。さらに、藤圭子さんの病については、次のようにコメントしている。

出会った頃から彼女には感情の不安定さが見受けられましたが、心を病んでいるというよりも、類い稀な「気まぐれ」な人としか受け止めていませんでした。僕にとっては十分に対応出来る範囲と捉えていました。



この感情の変化がより著しくなり始めたのは宇多田光が5歳くらいのことです。自分の母親、故竹山澄子氏、に対しても、攻撃的な発言や行動が見られるようになり、光と僕もいつの間にか彼女にとって攻撃の対象となっていきました。しかし、感情の変化が頻繁なので、数分後にはいつも、「ゴメン、また迷惑かけちゃったね。」と自分から反省する日々が長い間続きました。とても辛そうな時が多く見られるようなった際には、病院で診察を受け、適切な治療を受けるよう勧めたことも多々ありましたが、このアドバイスは逆に、僕に対する不信感を抱かせることとなってしまいました。結果、本人が拒絶し続けた治療が成されないまま、彼女の苦しみは年を追うごとに重症化したものと思われます。

(「8月22日の朝」Hikki's WEBSITEより 2013/08/26 11:50)

宇多田照實さんが藤圭子さんと最後に会話をしたのは、今年の8月14日。藤圭子さんから電話があり、元気そうな声だったという。およそ8分間話をして電話を切った8日後、藤圭子さんは自ら命を絶った。

「最終的に僕から救いの手を差し伸べられなかった悔しさ、大切な人間を失った悲しさでいっぱいです」と現在の心境を綴っている。