自動運転車、日産が2020年までに発売 開発競争激化

日産自動車は、2020年までに人が運転しなくても走行できる自動運転車を発売する。27日に発表した。自動車メーカーが自動運転車の実用化を発表したのは世界初。カメラ5台、センサー21台を組み込み、車両を制御する。
AFP時事

日産自動車は、2020年までに人が運転しなくても走行できる自動運転車を発売する。27日に発表した。自動車メーカーが自動運転車の実用化を発表したのは世界初。カメラ5台、センサー21台を組み込み、車両を制御する。

日産は複数車種を手頃な価格で投入する。この日当地で開催中の先端技術説明会で自動運転車の試作車を披露した。車載のカメラやセンサーで収集した道路の情報を人工知能で解析。これを基にハンドルやブレーキを自動で操作し、障害物をよけて走行する。

(時事ドットコム「20年までに自動運転車発売=車メーカーで世界初-日産」より 2013/08/28)

現在、自動運転車は技術開発の競争が最も激しい分野の一つ。GPSや路面の状況を把握するセンサー技術、カメラの映像から路面や周囲の状況を分析する技術など多くの要素技術を組み合わせなければならず、自動車メーカーだけでなくGoogleも参戦している。

自動運転車をめぐっては、インターネット検索大手グーグルが2010年に自動運転システムの開発に着手。トヨタ自動車「プリウス」などを基に複数の試験走行を実施している。

(Reuters「日産自、2020年までの自動運転車発売目指す」より 2013/08/27)

政府も開発を後押しするため、経済産業省は2014年度、10億円の予算をつけるという。

この技術について、経済産業省は今後、日本の自動車産業の競争力を高めるうえで重要になるとして、国としても開発を後押しするため、来年度予算案の概算要求に10億円を盛り込む方針です。

(NHKニュース「「自動運転」技術 開発支援へ」より 2013/08/28)

だが、自動運転車の実用化には事故が起きた場合の法的責任の所在や、保険会社の対応、安全基準の規格制定など、行政側の対応も課題となりそうだ。

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