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『はだしのゲン』を子どもに見せていいのか? 閲覧制限騒動で学校図書館への違和感を表明する声も

2013年08月29日 15時16分 JST | 更新 2013年08月29日 15時21分 JST
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漫画『はだしのゲン』が、松江市立の小中学校の図書館で閲覧制限がかかっていたが、8月26日に松江市教育委員会は各学校への閲覧制限の要請を撤回することを決めた。このことを、同日にハフポストで報じたところ29日までの3日間で20件を超えるコメントが集まった。

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その中でも目立った意見は、数ある漫画の中でも『はだしのゲン』だけを特別扱いして、多くの小中学校の図書館で読めることになっている現状に違和感を表明する声だった。主な意見を抜粋して紹介すると以下のようになっている。

■『はだしのゲン』の学校図書館での扱いに違和感を示す意見

(私が子供のころから)学校の図書室にマンガを置くという、明らかに他のマンガなどに比べ特別な扱いを受けてきた本には違いなく、日教組と言う組織が推奨してきた背景から、学校というある種特別な場所で子供にとってハードルの低いマンガであるこの本が意図的におかれてきたのではないかという違和感はぬぐえません。この本が、(学校の図書室に置かれると言う事が)政治的に公平と言えるのでしょうか。

私はどうしても「はだしのゲンだけを特別扱いしていつでも自由に子どもたちが見られるようにし続けること」が理解できませんでした。残虐シーンやレイプシーンのある作品は問答無用で何らかの制限をかけるのが当たり前だと思っていましたので。

閲覧制限に反対した人たちの多くの言葉に「自分も子どものころに読んだが、確かに怖かった。リアリティーがあり、戦争の悲惨さが強く伝わって来た。今でもまぶたに浮かぶ」とある。それほどまでに怖い描写を自由に閲覧できる場所に置いておいて本当に良いのだろうか?

1部は私たちがよく知っている「はだしのゲン」ですが2部は読んだことはなく、そんな特定の左翼系機関誌の掲載物を

わざわざ子どもに読ませたい意図が分かりません。みんなでもう一度よく読みなおす必要があるのではないかと思います。

このほか、以下のようにマスコミなどの批判を受けて、「手続き不備」を理由して閲覧制限を撤回することにした松江市教委の対応を「玉虫色」「お粗末」と批判する声も相次いでいる。

■松江市教委の対応を「お粗末」とする意見

日本らしい玉虫色の解決。問題は「手続き」にあるので、今回の措置には誰の責任もない。教育委員会の担当者にも責任はないし、各学校の図書館担当者にも責任がない。閲覧制限そのものの是非を問うことなしに、とりあえずコトを穏便に済ませてしまう。

適切なプロセスに基づき、確固たる信念に基づき閲覧制限を決定したのではなかったのか、松江市の教育委員会は? 世間で騒がれ、非難や批判が出た途端に、全会一致で取り下げとは、お粗末の一言。

世論の批判にたじろぎ、自らの判断を抑えつけなければならないとすれば、それもまた不健全であると考える。

【※】松江市では大山鳴動して鼠一匹……な結論となった今回の『はだしのゲン』騒動。皆さんは今、どのように感じますか?コメント欄にご意見をお寄せください。

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