海上自衛隊総選挙!?スマホアプリ「ミスター&ミス海上自衛隊」での人気投票とは?

海上自衛隊は「ミスター&ミス海上自衛隊」というスマートフォンアプリを利用し、隊員の人気度を決める「総選挙」を実施する。職種の異なる男女6人に対して一般市民が投票を行い、得票数が多かった男女1人づつに対し、特別な映像を作成するという。
JMSDF

AKB総選挙ならぬ海上自衛隊総選挙か?

海上自衛隊は「Mr. & Ms. JMFDF(ミスター&ミス海上自衛隊)」というスマートフォンアプリを利用し、隊員の人気度を決める「総選挙」を実施する。朝日新聞デジタルによると、職種の異なる男女6人に対して一般市民が投票を行い、得票数が多かった男女1人づつに対し、特別な映像を作成するという。

海上自衛隊は、日本の海や国民を、他国から守るのが主な仕事。護衛艦や潜水艦など艦艇で働く人もいれば、哨戒機に乗るパイロットや整備員、ソマリアなど海外において、海賊対処のために任務に付く人もいる。

海上自衛隊のフェイスブックページでは、隊員たちの活動を、多くの写真とともに精力的に報道している。護衛艦や哨戒機の写真よりも、隊員の活動の写真のほうが多く、隊員たちがどのような任務にあたっているのかをわかりやすく解説している。それぞれの投稿に対し、毎回数千件の「いいね」や数十件のコメントが付く人気ぶりだ。

スマートフォンアプリ「ミスター&ミス海上自衛隊」の中で紹介される6人は、哨戒機のパイロットや浮上できなくなった潜水艦を救助する潜水士、海賊対処で不審船への立ち入り検査を担当する隊員など、各々の職種が異なっている。投票時は、1人あたり1分半ほどの映像を見ることができるが、それぞれ途中で動画が切れており、多くの投票を獲得した男女1人ずつだけ、続きの動画をみることができるようになるという。海自担当者は「一線に立つ隊員の姿を通じて、海自の任務や役割への理解を深めてもらうのが狙い」としている。

一連のニュースを受け、インターネットユーザーの間で様々な反応が出ている。

海上自衛隊については、中国公船による尖閣諸島周辺への度重なる領海侵入などを受け、麻生太郎副総理が8月27日に「海自の増強、避けて通れない」と明言している。また、安倍晋三首相は、8月25日にバーレーンに司令部を置く米海軍第5艦隊のミラー司令官の表敬訪問を受けた際、海賊対処を担う多国籍任務部隊への海上自衛隊哨戒機P3Cの参加を前向きに検討する考えを伝えている。

報道では伝えられない隊員の状況を、このアプリが伝えることができるか。注目が集まる。

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