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東電「破綻処理」も選択肢の一つ 新潟県知事が会見

2013年09月02日 18時08分 JST | 更新 2013年09月02日 18時41分 JST
時事通信社

新潟県の泉田裕彦知事は28日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見した。柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働で2013年度の黒字化を計画し、準備も進めている東京電力に対して、泉田知事は「目先のお金を優先し、安全対策を怠り、自らの首を絞めることが続くようであれば、いったん破綻処理することも選択肢の一つではないか」と批判した。時事通信が報じた。

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新潟日報によれば、新潟県は中越沖地震の際、地盤沈下により柏崎刈羽原発で変圧器火災が発生した事例などを基に、フィルター付きベント設備を原子炉建屋と一体化するよう東電に求めているが、現段階で東電は設計変更に応じていないという。知事は一体化していないと地震に襲われた場合は「配管が外れて放射性物質が(フィルターを通さず)直接出る」とあらためて強い懸念を表明した。

知事は、福島第1原発の汚染水処理での東電のずさんな対応も問題視。「東電は約束を守ることなどができていない。汚染水への対応で本当に原発を運転する資格がある会社なのか。東電の信頼性を判断する要素だ」と指摘し、汚染水問題は今後の柏崎刈羽原発の対応に影響する可能性があるとの認識を示した。

また「安全性の確保は原子力規制委員会だが、一方で誰が自治体に(原発の安全性を)説明するかが決まっていない。原発推進官庁の経済産業相が安全を語っても住民の納得は得られない。責任を負う大臣が曖昧だ」と、自治体に対し安全を判断する責任主体がはっきりしていないことを指摘した。

この会見をうけ、ネット上では知事に賛同する声が上がっている。

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