ニュース

Twitterが今、上場する理由〜海外の報道から

2013年09月14日 15時30分 JST | 更新 2013年09月14日 23時18分 JST
Getty
Jack Dorsey, chief executive officer of Square Inc. and co-founder and chairman of Twitter Inc., speaks at the New Economy Summit 2013 hosted by the Japan Association of New Economy (JANE) in Tokyo, Japan, on Tuesday, April 16, 2013. Rakuten Inc. Chairman Hiroshi Mikitani set up the JANE in June after quitting the main business lobby Nippon Keidanren in protest over the group's support for nuclear power. Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg via Getty Images

9月12日に株式公開(上場)を申請したTwitter。なぜ今のタイミングでの上場なのか。このIPOで、数十億ドルの資金調達になるとの報道もある。海外の報道を比較した。

ツイッターが今IPOする理由 視点が分かれる海外紙の報道

短文投稿サイト大手の米ツイッタ―は12日、米証券取引委員会(SEC)に極秘で新規株式公開(IPO)を申請したとツイッタ―アカウント上で発表した。

 

ツイッタ―では、日々のランチから世界の動向などについてまでツイートされている。今やそのアクティブユーザー数はすでに2億人を超え、影響力をもった存在となっている。ツイッタ―の発表では、毎日2億人のユーザー4億以上ツイートしているという。

ツイッタ―がIPOでどれくらいの資金を調達するかは不明であるが、総額は数十億ドルであることは確かだとニューヨーク・タイムズ紙は報じている。

アナリストは、ツイッタ―がグローバル展開を続けていくためには軍資金の調達は無論、広告ベンチャー企業モーパブ(MoPub)買収の3億円やさらなる投資のためにに現金が必要だと述べている。

ツイッタ―の資産価値は、資産運用会社ブラックロックが今年1月、ツイッタ―の株を購入しており、90億ドルと見積られている。しかし、GSVキャピタルは、5月段階でツイッタ―の資産価値は105億ドルに膨れ上がっていると推定しており、ツイッタ―の資産価値を推定するのは難しいとガーディアン紙は報じている。

【このタイミングを評価する声】

今週ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)の株価が急騰している。フェイスブックの株価は12日、44.75ドルと史上最高値を更新した。リンクトイン(LinkedIn)も株価を大幅上昇しており、「今こそ新規株式公開を申請する絶好のタイミングだ」と、ニューヨーク・タイムズ紙は報じている。

【仕方なしのIPO?】

ガーディアン紙は、7月に米AllThingsDカンファレンスで行われたツイッタ―の代表のコメントを紹介している。

 

彼は、IPOをスポーツに例えて語っており、「私がフットボール選手でパスをキャッチしようとしているところに、サイドラインの外側から応援されている一方、“試合後に何をしますか”」と尋ねられたようだ。同紙は、IPO申請はせざるを得ない状況であったようだと報じている。

なぜなら2012年のJOBS法(雇用創出法)改正で、株主数が2000人以上になった場合、財務情報開示義務が課せれることになったからだとガーディアン紙は指摘している。

ガーディアン紙では、フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏のコメントを掲載している。このタイミングでのIPOを「それほど悪いプロセスではない」としており、淡泊な評価をしている。また同氏は、確かに市場から革新的なアイデアを示すプレッシャーはうけるかもしれないが、公に提示する財務プロセスは、同社をより強くしたと述べている。

他方、2012年の証券法規則緩和は、年間売上高が10億ドル未満の企業について財務内容を非公開ベースで行うことができると定めている。イーマーケター(eMarketer)米調査会社によると、今年度の売上は約6億ドル、来年は10億ドルに近づくと見積もっている。

【関連記事】

関連記事

IT企業の創業者画像集