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「銃による大量殺人事件」は今年だけで17件:米国の現状

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ワシントン海軍工廠で9月16日(米国時間)に発生し、犯人も含めて13人が死亡した銃撃事件は、(米国で)トップニュースとして報道された。

その一方で、これまでに発生した銃乱射事件の多くはそれほど話題になっていない。昨年12月にコネチカット州ニュータウンの小学校で大勢の教員と生徒が殺害されて大きく報道された事件から、今回の事件までのわずかな期間でも、米国では、大きく報道されない銃乱射事件が多数発生しているのだ。

米連邦捜査局(FBI)による大量殺人の定義は「4人以上の殺害」とされている。この定義に当てはまる、犠牲者が銃で殺害された悲劇は、今年に入ってすでに少なくとも17件発生している。しかし、薬物や反社会的暴力行為に関連した銃撃は、狂気に走って銃を振り回す男による事件ほど注目を集めないことが多い。

米ハフィントン・ポストでは、「Reddit」コミュニティーが作成した、銃による大量殺人事件のデータベースをはじめとする各種の情報源を調べて、以下のインフォグラフィックを作成した。

複数の場所で起きた大量殺人は含まれているが、ロサンゼルスの元警官クリストファー・ドーナーが今年2月に起こした一連の殺人のように、数日にわたって行われた銃乱射事件は含まれていない(2月の3日と7日に警官など3人を殺害した後、山小屋に立てこもり、12日の銃撃戦で保安官1人が死亡。その後、小屋が炎上し、焼け跡から犯人の遺体が見つかった)。

このインフォグラフィックは小さな試みであり、完全でもないが、銃による暴力が非常に一般的になっており、全米に広がっていることがわかる。米国疾病管理予防センター(CDC)のデータに基づく「Slate」の概算によると、ニュータウンの事件以来、銃で殺された米国人は約2万4580人にのぼるという(リンク先に、米国地図での分布を表したインフォグラフィックがある)。

銃による大量殺人の例(8月中旬から9月まで)

2013年9月16日 - ワシントンDC - 13人死亡(容疑者含む)

  • 海軍の元予備軍人であり、米国防総省の契約職員であったアーロン・アレクシス(34歳)が、午前8時を少し過ぎた頃に、ワシントン海軍工廠の第197棟内で銃を発砲し、12人が死亡、10人以上のけが人が出たとされる。

2013年9月11日 - テネシー州クラブ・オーチャード - 4人死亡>

  • ジェイコブ・アレン・ベネット(26歳)が、女性1人とティーンエージャー3人を銃で殺害したとして逮捕された。遺体は、テネシー州ノックスビルから80kmほど西の地点に停められていた車の中で発見された。

2013年8月14日 - オクラホマ州オクラホマシティ - 4人死亡

  • ダニエル・リビングストン・グリーン(40歳)の母親と妹、妹の子供2人が自宅内で銃で殺害されているのが見つかり、グリーンは4件の第一級謀殺の罪で逮捕された。

2013年8月11日 - ネブラスカ州オマハ - 4人死亡

  • 4人の頭を銃で撃ったとして、ニッコー・ジェンキンス(26歳)が逮捕された。警察によると、4人の犠牲者のうち3人には、ジェンキンス容疑者とのつながりがなかったという。
「2013年に米国で起きた銃乱射事件」
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[Katy Hall, Jan Diehm, Ethan Fedida(English) 日本語版:平井眞弓/ガリレオ]

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