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ケニアの首都ナイロビのショッピングモールに武装集団襲撃、死傷者多数 ソマリアのイスラム過激派が犯行声明

2013年09月21日 22時30分 JST | 更新 2013年09月22日 14時37分 JST

ケニアの首都ナイロビで、欧米人にも人気のある高級ショッピングモール「ウエストゲートモール」に武装集団が襲撃し、少なくとも30人が死亡、50人以上が負傷した。武装集団はショッピングモールに人質をとって立てこもっており、「非イスラム教徒」は殺害すると脅迫している。

最新情報:今回の襲撃で少なくとも39人が死亡、150人以上が負傷と、ケニアのケニヤッタ大統領が国営テレビで発表した。

最新情報:ソマリアのイスラム武装集団アルシャバブはBBCに対してナイロビ襲撃を実行したことを明らかにした。

ケニアの隣国ソマリアの過激派組織アルシャバブ(HSM)は、今回の虐殺事件に関与したことを声明で発表。アルシャバブは公式ツイッターアカウント(現在はアカウント凍結中)で、「本日正午頃、聖戦士がウエストゲートモールに突入した」とツイートした。

「今回の襲撃ではカーフィル(非イスラム教徒)だけが攻撃の対象となる。攻撃開始の前に、聖戦士によって#Westgateにいたイスラム教徒全員がモールの外に避難した」――HSM報道担当官(@HSM_Press)2013/09/21

地元時間で正午頃、銃撃が始まる前に数人が無差別にショッピングモールに手榴弾を投げ入れた。このショッピングモールはイスラエル人がオーナーで、スポーツ用品メーカーのナイキや音響メーカーのボーズなど、欧米ブランドの品揃えが多い。事件発生当時は、子供の日のイベントが行われていた。

イギリスのPA通信によると、銃撃事件の目撃者エリージャ・カマウさんは、武装集団がモール内にいたイスラム教徒全員に退避するように言ったという。「銃を構えた人間がイスラム教徒に対して、立ち上がってこの場を離れるように言っていました。イスラム教徒は無事でしたが、それ以外の人たちが攻撃に対象になったのです」と証言している。

nairobi mall shooting

Injured children were carried out on trolleys

BBCによると、首都ナイロビを訪れていたイギリス人のハンナ・チザムさんは、60人くらいの人間がモール内の大きな倉庫にバリケードを築いたという。

彼女はBBCのアナウンサーに対して、「私たちはその場所から離れるため走り続けましたが、銃撃はますますひどくなっていきました。そして私たち60人くらいは大きな倉庫に自分たちでバリケードを築きました。私たちの中には子供も含まれていますし、銃撃された人もいます。銃声が鳴り響いていてとても怖かったです。でも、この時点では窃盗団だと思っていましたし、彼らも倉庫までは襲撃しないだろうと思っていました」と語った。

もう一人の目撃者、アルジャン・ウェストラさんは、「ショッピングモールの正面入口の方角から銃声が聞こえてきました。私たちがいたカフェでは何人かがパニックになり、外に飛び出していきました。かなりの人が地面に倒れて込んでいました」と話した。

AP通信によると、目撃者のジェイ・パテルさんは、モールに襲撃する武装集団は重装備だったと語った。もう一人の目撃者、マニシュ・ツロヒットさん(18)は、武装集団がAK-47や大量の手榴弾を抱えていたと話している。「彼らはモール内に入ってきたと同時に手榴弾を投げつけました。私たちが逃げるために走り始めたら、彼らは銃撃を始めました。彼らは何か叫びながら銃撃していました」と話した。

モール内は、武装集団によって何百人もの買い物客が人質状態で閉じ込められている。負傷者が多数発生し、子供も含まれている。モールの従業員は買い物用のカートを使って負傷者を運び出している。ナイロビ警察のベンソン・キブエ署長はテロリストによる襲撃事件との声明を発表し、ケニア軍部隊を現場に派遣していると述べた。

翻訳:ハフィントン・ポスト日本版編集部  原文はこちら

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