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JR北海道のレール放置、ずさんな安全管理の実態

2013年09月25日 16時52分 JST | 更新 2013年09月25日 19時44分 JST
時事通信社

JR北海道が基準を超えたレールの幅などを補修せずに放置していた問題で、基準を超えたレールが新たにおよそ170カ所見つかったことを受けて、同社の豊田誠鉄道事業本部長らは9月25日、記者会見で陳謝した。NHKニュースが報じた。

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JR北海道では、今月19日に函館線の大沼駅で起きた貨物列車の脱線事故の現場付近で97か所で判明しており、計267カ所に上る

MSN産経ニュースによれば、新たに見つかった170カ所は函館線や札沼線など7路線。レールの幅などが基準を超えていたにもかかわらず、補修をせずに放置されていたという。レールの異常放置の多くは、特急などが走行する本線のカーブで、レール幅が広がっていたことが分かった。

JR北海道は、レール補修の基準値には旧国鉄時代の昭和60年を境に2種類があるが、今回は担当者が古いレールに誤って新しいレールの基準値を用いるミスをしていたと説明。なかには新旧2つの基準値が存在することすら知らなかった担当者もいたという。

日ごとに明らかになる同社のずさんな安全管理体制をうけて国土交通省は、野島誠社長ら経営陣への聴取も含め、JR北海道社内の本格調査に乗り出す方針を固めた。特別保安監査の態勢を20人に増強し、対象も全支社に拡大する

豊田鉄道事業本部長は「信頼を裏切る失態で、深く深くおわび申し上げます」とあらためて謝罪した

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