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「死刑囚の絵画展」が9月28日、29日に渋谷で開催

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のどかな表情で眠るネコの絵――。これが死刑囚の描いた作品と思う人はいるだろうか?

死刑囚が拘置所で描いた絵画を集めた展覧会「死刑囚の絵画展」が9月28日、29日の2日間、東京・渋谷区文化総合センター大和田で開かれる。この展覧会は、死刑が確定すると外部とのコミュニケーションが限られてしまい、メディアの報道でしかわからない死刑囚たちの素顔を知ってほしいと公益社団法人「アムネスティ・インターナショナル日本」が企画した。中にはすでに刑が執行された人の絵画も含まれている。

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高橋和利死刑囚の「ポンタの夢」(2012年)

アムネスティ・インターナショナル日本によると、日本には現在、134人の死刑囚がいるという。彼らについて、私たちは報道を通じてしか知ることができないが、死刑囚たちの絵画の表現にふれることで、「社会に流れる死刑囚に対するイメージとは違う現実に触れてもらう機会に」としている。
作品は100点におよび、1988年に神奈川県横浜市で発生した強盗殺人事件の高橋和利死刑囚や、2004年に福岡県大牟田市で発生した強盗殺人死体遺棄事件の北村孝紘死刑囚らの絵画が展示される。

この展覧会は、「死刑廃止のための大道寺幸子基金」の協力で実現した。同基金は、死刑囚の母で、死刑制度の廃止や死刑囚の人権保障を訴え続けた故大道寺幸子さんの遺志を継ぎ創設されたもの。確定死刑囚の再審請求の補助金や、死刑囚の表現展の開催、優秀作品表彰などに使われているという。

広島県・鞆の津ミュージアムでは、4月から7月にかけ同基金が所有する全作品300点を展示した「極限芸術~死刑囚の表現~」を開催したところ、全国から5000人以上が訪れた。東京都新宿区の四谷区民ホールで10月12日に開かれる「世界死刑廃止デー企画 響かせあおう死刑廃止の声2013」でも、同基金の作品が紹介される予定だ。

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北村孝紘死刑囚の「神のなげきと救いの糸」(2010年)

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