Huffpost Japan

「ビニールのレジ袋禁止」で4万ドル強の収入:米国のアスペン市

投稿日: 更新:
Print Article


コロラド州の山間の街、アスペン市では昨年、ビニール(プラスティック)製のレジ袋を禁止した。そして、ビニール袋に代わる紙袋を提供してもらう場合の料金(20セント)の合計額が、かなりの金額に達している。

「Aspen Times」紙の記事によると、アスペン市は、禁止条例が2012年5月に施行されて以来、4万4826ドルの料金を徴収した。

アスペン市は有名なスキーリゾートであるにもかかわらず、(人口は6000人程度で、)食料雑貨店は2店舗しかない。各店舗は、最初の1年は、集めた金額のうち毎月1000ドルを、その後は毎月100ドルを、このプログラムを続けるための支援として得ることができる。

残りの金額は、市が管理する基金に収められ、市民への広報活動や、条例の実施、ゴミ削減プログラム(アスペンの空港、レンタカー施設、ホテル、市の環境保健局で、再利用可能な袋を無料で配るプログラム)の費用に充てられている。

コロラド州では別の街も、アスペンに習って、独自のビニール袋禁止条例を施行することを検討している。具体的には、アスペンから南西へ2時間ほど行ったところにあるスキーリゾート、ヴェールや、テルライドスティームボートスプリングズだ。

しかし、禁止条例に異議を唱える者もいる。Mountain States Legal Foundation(MSLF、山間州法律協会)は、アスペン市の禁止条例に対して訴訟を起こし、係争中だ。

MSLFは、ビニール袋の代用となる紙袋の料金は、実質的には、コロラド州のTaxpayer's Bill of Rights(TABOR、納税者権利章典:州政府の歳出の伸び率の上限を、「人口増加率と物価上昇率を合わせた分」とし、税収が余ったら納税者に返すというルール)で禁じられている「違法な税金」にあたると主張している

[(English) 日本語版:松田貴美子、合原弘子/ガリレオ]