イタリアの難民船沈没、通りかかった船が次々と「見殺し」/ハフィントンポスト各国版 本日のスプラッシュ(トップ記事)10月4日

ハフィントンポスト各国版の10月4日のスプラッシュを紹介します。スプラッシュとは、ハフィントンポストのトップ記事のこと。今日は、スペイン版とマグレブ(アフリカ北西部)版で、イタリア・ランペトゥーザ島沖の難民船沈没事故の続報を伝えています。沈没現場では何艘も船がいたにもかかわらず、いずれもただ通り過ぎて難民を「見殺し」にしていたことが判明しました。
Huffington Post

ハフィントンポスト各国版の10月4日のスプラッシュを紹介します。スプラッシュとは、ハフィントンポストのトップ記事のこと。今日は、スペイン版とマグレブ(アフリカ北西部)版で、イタリア・ランペトゥーザ島沖の難民船沈没事故の続報を伝えています。沈没現場では何艘も船がいたにもかかわらず、いずれもただ通り過ぎて難民を「見殺し」にしていたことが判明しました。

【US(アメリカ)版】

今月中旬に迫るアメリカの債務上限引き上げの期限。引き上げがなければアメリカの国債はデフォルト(債務不履行)に陥り、世界経済全体に影響が及びます。野党共和党は引き上げに同意する条件としてオバマケア(アメリカの医療保険制度改革)の撤回を求めていますが、オバマ大統領は撤回に応じない強硬姿勢を崩していません。共和党のベイナー下院議長も、何としてもデフォルトだけは回避する姿勢を示していますが、妥協の糸口は見つかっていません。

【UK(イギリス)版】

イギリスのグレイリング司法長官は、これまで自動的に刑期の半分の時点で仮釈放されていたテロリストや児童の性的虐待犯について、満期釈放とする提案を行うと明らかにしました。ハフィントンポストUK版ではグレイリング司法長官の提案の是非についてアンケートを行っています。

【スペイン版】

イタリア最南端のランペトゥーザ島沖で難民船が沈没、130人以上が死亡した事故で、生存者は「船が何艘か近くにいたが、手助けしてくれることなくただ通り過ぎていった」と証言しています。

【マグレブ(アフリカ北西部)版】

スペイン版と同じく、ランペトゥーザ島沖の難破船沈没事故について詳報。救助することなく通り過ぎていった船の中に、チュニジアの船も含まれていたとしています。

【イタリア版】

イタリア上院は、ベルルスコーニ元首相の議員資格を剥奪する手続きを開始しました。脱税で禁錮4年(イタリアの恩赦法により1年に減刑)の有罪が確定したベルルスコーニ元首相は、今月中にも議員資格が剥奪される可能性が出てきました。

【フランス版】

コルシカ島の解放から70周年を記念するセレモニーに参加しているオランド大統領は、コルシカ語をフランスの公用語とすることを否定しました。コルシカ島は歴史的にみてイタリア文化圏に属していて、コルシカ語はイタリア語のトスカーナ方言に近い言語です。コルシカ語を話す人は減少する一方で、衰退の危機に立たされています。

【カナダ版】

カナダの連邦選挙管理局は、現行の権限では違法政治献金の捜査には限界があるとの見解を発表しました。カナダのケベック州では、モントリオールの市長が相次いで汚職や違法献金で辞任や逮捕に追い込まれています。

注目記事