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次期FRB議長 ジャネット・イエレンさんはどんな人?

2013年10月09日 20時52分 JST | 更新 2013年10月09日 20時53分 JST

バーナンキ議長の後任として連邦準備理事会(FRB)議長に指名されたジャネット・イエレン副議長(67)。イエレン氏はどのような人なのだろうか。イエレン氏の考え方やホワイトハウスの評判を紹介する。

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オバマ米大統領は9日、来年1月末で任期を迎えるバーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長の後任にジャネット・イエレン副議長(67)を指名した。

イエレン氏は、低金利と大規模な資産買い入れを通じて積極的な成長押し上げを提唱するハト派として知られ、就任が正式に決まればFRB史上初の女性議長となる。また、主要7カ国(G7)でみても、女性が中銀トップを務めるのは初めてとなる。

オバマ大統領は、イエレン副議長、バーナンキ議長と共に臨んだホワイトハウスでの指名セレモニーで「ジャネットは議長として並外れた能力を持った人物」と指摘。「市場や経済がどのように機能するのかについて、理論的にも、実体経済の観点からも深い理解を有している」と評した。

その上で上院に対し、早期にイエレン氏の指名を承認するよう求めた。一部共和党議員は反対の意向を示しているが、民主党が多数派となっている上院は同氏の指名を承認する見込み。

上院共和党ナンバー2のジョン・コーニン議員(テキサス州)は「イエレン氏は、わが国の財政問題に対処する最良の方法は一段のマネーをつぎ込むことだとするリベラル派の考えに援助を与えている」と述べた。

<雇用拡大などに意欲>

上院に承認されれば、イエレン氏はバーナンキ議長の下で行われてきた政策を継承するとみられており、量的緩和の縮小についても慎重に行う公算が大きい。

イエレン氏は、議長就任が正式に決まれば、雇用の最大化と物価安定、金融システムの安定化を促進するため最善を尽くすと表明した。

「われわれは前進したが、まだ道のりは長い。FRBの責務はすべての米国民に仕えることだ。あまりに多くの国民がなお職に就けず、どうやって日々の支払いを工面し家族を養うか不安を抱えている」と指摘。「FRBが責務を効果的に果たせば、一助となることが可能だ」とし、雇用拡大にはまだやるべきことがあるとの考えを示した。

バーナンキ現FRB議長は声明で「ジャネットは際立った学問的素養、リーダーおよび政策立案者としての豊かな経験を持っており、並外れた議長の適任者だ」と指摘した。

[ワシントン 9日 ロイター]

yellen

雇用最大化・物価安定・金融システム安定へ最善尽くす=イエレン氏

次期米連邦準備理事会(FRB)議長に指名されたイエレンFRB副議長は9日、議長への就任が米上院で承認されれば、雇用の最大化と物価安定、金融システムの安定化を促進するため最善を尽くすと表明した。

米国は金融危機からの回復で進展を遂げたとする一方、景気の一段の改善を図る必要があるとも指摘。

「あまりに多くの国民がなお職に就けない状態にある」とし、「FRBが責務を効果的に果たせば、一助となることが可能だ」と述べた。

[ワシントン 9日 ロイター]

yellen

イエレン氏、FRB議長候補の中で最も能力ある人物=ホワイトハウス

米ホワイトハウスのカーニー報道官は9日、次期米連邦準備理事会(FRB)議長人事について、イエレン副議長はこれまでの議長候補のなかで最も能力のある人物となるとの見方を示した。

オバマ大統領は、米東部時間午後3時(日本時間10日午前4時)にホワイトハウスで次期FRB議長指名の発表を行う。

カーニー報道官は、上院はイエレン氏の経歴を審査し、迅速に指名手続きを進める必要があると述べた。

[ワシントン 9日 ロイター]