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IMFアジア太平洋局長 「アベノミクス」を評価 安倍首相の目標に「疑問の余地はない」【争点:アベノミクス】

2013年10月12日 00時15分 JST | 更新 2013年10月12日 00時21分 JST
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UNITED STATES - APRIL 11: Anoop Singh, director of the International Monetary Fund's Western Hemisphere Department, speaks during a news briefing on the IMF's Western Hemisphere Regional Economic Outlook report in Washington, D.C., U.S., on Friday, April 11, 2008. The IMF urged governments in Latin America and the Caribbean to make a priority of addressing a jump in the cost of fuels and essentials as it risks sparking social unrest across the region. (Photo by Chris Kleponis/Bloomberg via Getty Images)

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「アベノミクス」を評価、構造改革に期待=IMFアジア太平洋局長

国際通貨基金(IMF)アジア太平洋局長のアヌープ・シン氏は11日、ロイターとのインタビューで安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」のこれまでの成果を評価するとともに、今後の構造改革推進に期待を示した。

同氏は「アベノミクス」の「3本の矢」のうち、これまでに実施した積極的な金融政策と財政政策が「従来の域を超えた大きなステップを踏み出した」と述べ、日本と地域経済に貢献したとして評価した。

その上で第3の矢である構造改革も、これに続くとの見方を示した。「構造改革はどの国でも一夜では出来ない。総意形成が重要だ」と指摘し「時間はかかるが、安倍首相が目標を掲げていることに疑問の余地はない」と言明した。

シン氏はインタビューに先立って行われた記者会見でも、「アベノミクス」によって日本はデフレ脱却に向けて動き出したとし、アジアで日本が「輝きを取り戻す」一助になったとの認識を示した。

同氏は、中国の経済改革についても前向きな見方を示した。

同国は11月に、共産党第3回全体会議(三中全会)で詳細な経済政策を発表するとみられている。

シン氏は、同国政府は政策の移行に向けた強いコミットメントを示していると発言。中国当局にはより持続可能で質の高い成長を実現するために低い成長率を受け入れる姿勢が以前よりも見られるとした。

上海の自由貿易区で試験的に進められている金融・サービスの自由化政策にも言及し、状況を見極めながらさらに拡大していこうとしているとの認識を示した。[ワシントン 11日 ロイター]