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アメリカ、デフォルト(債務不履行)回避へ アメリカ上院で政府機関再開と債務上限引き上げの超党派合意成立

2013年10月16日 19時41分 JST | 更新 2013年10月17日 00時28分 JST

アメリカ上院で10月16日朝、民主党リード院内総務(ネバダ州選出)と共和党マコネル院内総務(ケンタッキー州選出)がデフォルト(債務不履行)を回避するための債務上限引き上げと政府機関再開について超党派での合意が成立したことを発表した。ハフィントンポストUS版が伝えた。

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超党派の合意内容では、1月15日まで政府への資金支出を可能にし、債務上限を2014年2月7日まで引き上げる。また、より広範囲な赤字削減を行うための予算に関する協議会を設置し、12月13日までに合意を取りまとめることとなった。

ABCニュースによると、オバマ大統領は16日、今回の上院の合意を受けて「拍手を送りたい」と賞賛し、超党派の法案に署名する意向であるとカーニー報道官が述べた。

オバマケア(アメリカの医療保険制度改革)の実施を延期させるため抵抗を続けていた共和党のベイナー下院議長は10月16日声明を発表し、オバマケアや政府の財政政策に関しては今後も闘いを続けるとする一方で、政府を再開させ、2週間にわたった政府機関閉鎖を終わらせるための道を開く上院の超党派間合意を妨げることはしないと述べた。

ハフィントンポストUS版とイギリスの調査会社YouGovが行った最新のアンケート調査によると、アメリカ国民は債務上限が引き上げられ、デフォルトが回避されたことを喜んでいるが、依然として何がどうなっているのかよく分からず戸惑っている様子が伺える。

債務上限引き上げに関するアンケート回答者のうち、39%の人が、債務上限引き上げによってアメリカの政府支出額が上昇し、借金が増大すると信じている。また、42%の人が、今回の債務上限引き上げによって政府が債務の利子を支払うことと議会への支出が既に承認されたと思っている。そして残りの20%は、よくわからないと答えている。

実際には、債務上限が引き上げられても、政府の支出が承認されたことにはならない。支出、課税、そして予算編成を通じて国の債務水準を定めるのは、議会の権限となる。

※【訂正】リード院内総務の選出州をネバダ州に訂正しました。

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