怪人801面相の「黒子のバスケ」犯行声明に失笑相次ぐ 差出人は若い世代?

人気漫画「黒子のバスケ」をめぐって作者に恨みがあるという人物から「毒入りの菓子を店頭に置いた」とする手紙がコンビニ最大手のセブン―イレブンに届いている問題で、手紙の差出人の名前が「怪人801面相」となっていたことに、ネット上で「センスない」と、失笑が広がっている。
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人気漫画「黒子のバスケ」をめぐって作者に恨みがあるという人物から「毒入りの菓子を店頭に置いた」とする手紙が、10月15日までにコンビニ最大手のセブン―イレブンに届いている問題で、手紙の差出人の名前が「怪人801面相」となっていたことに、ネット上で「センスない」と、失笑が広がっている。

「怪人801面相」とは、1980年代のグリコ・森永事件で犯人が名乗った「かい人21面相」と、男性同士の恋愛を描いた創作物を指す「ヤオイ」をもじったネーミングと思われる。「ヤオイ」は近年ではボーイズラブとも言われており、漫画・アニメの男性キャラクター同士を恋愛関係にさせる二次創作物が、一部の女性ファンの間で熱狂的な人気がある。

「黒子のバスケ」はそうした二次創作で特にモチーフにされる作品として知られている。「黒子のバスケ」のファンである差出人が自虐的に「ヤオイ」と名乗ったのか。それとも、捜査を攪乱するのが目的なのか、さまざまな憶測を呼ぶことになった。

「ヤオイ」という言葉は90年代に流行した言葉で現在ではあまり使われていないため、差出人が30代以上という憶測も流れている。その一方で、もしグリコ・森永事件を真似るなら「かい人801面相」と表記が違っているのを指摘して「若い世代では」と指摘する声もある。

「黒子のバスケ」をめぐっては、この漫画に関連するイベントの中止などを求める脅迫事件が1年前から全国で相次いでおり、警視庁は威力業務妨害の疑いで関連について調べている。今回の「犯行声明」が何らかの手がかりになるのか。捜査の行方に注目したい。

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