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はやぶさ2、新技術「スペース・キャノン」で生命の起源に迫る

2013年10月30日 01時12分 JST | 更新 2013年10月30日 01時39分 JST
JAXA

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「スペース・キャノン」を装備する「はやぶさ2」 その任務とは?

2014年の打ち上げを目指す、小惑星探査機「はやぶさ2」のプロジェクトが、予定通り着々と進んでいる。AFP通信が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のスポークスマンのコメントとして報じた。

今後、計画が順調に進めば、「はやぶさ2」は2014年にH2Aロケットで打ち上げられ、2018年に小惑星に到着、2020年に地球帰還の予定とされている。

【はやぶさ2のミッションは、より古い小惑星のサンプルリターン】

「はやぶさ2」は、2010年に小惑星イトカワのサンプルを持ち帰った「はやぶさ」の後継機で、同じく小惑星からのサンプルリターンがミッションである。

ただ、S型小惑星「イトカワ」とは異なる種類の、C型小惑星 「1999 JU3」の探査を目指す。

C型小惑星はS型より始原的な天体で、今から46億年以上前の太陽系形成時に存在していた、水や有機物をより多く含んでいると考えられている。

【スペース・キャノンで小惑星の地下物質を採取、生命の起源に迫る】

JAXAは、「はやぶさ」の経験を生かし、より確実に太陽系の天体往復探査が行なえるよう、技術のレベルアップを目指すとしている。

『Space.com』など海外メディアは、新技術である、衝突装置「スペース・キャノン」に注目している。この装置は金属製で、重さ約2kg。遠隔操作で爆破させると、弾丸となって小惑星表面に衝突。その衝撃で、表面に露出した小惑星の地下物質を採取できる仕組みとなっている。

JAXAは10月、地球上で「スペース・キャノン」の実験を成功させた。

地下物質は、宇宙風化や太陽光などによる変質が少ないと考えられる。JAXAによると、これにより、太陽系の成り立ちをより深く理解し、生命の起源の解明にも期待できるという。

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