都会の探険者たちのあいだで、新しい写真活動「ルーフ・トッピング」がひとつの流行になっている。超高層ビルの屋上にのぼり、そこからの眺めを撮影するものだ。
以下の驚くべき写真の数々は、トム・リャボイ氏がカナダの都市トロントで撮影した。同氏は、同じ趣味を持つ友達と一緒に、通常はほぼ「立入禁止」となっている超高層ビルにのぼり、都市の景観をバックに互いの写真を撮り合っている。
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さぞかし「命知らずで、スリルを求めるタフガイ」なのかと思いきや、意外にもリャボイ氏は英HuffPostに対して、この活動の背景をこう説明してくれた。
「こうした行動が活発化した本当の理由は、この行動が、ニセモノの体験ばかりで本物の体験が得られていないと感じる若者の心をとらえたからだと思う」と、リャボイ氏は語る。「こうしたクレイジーな写真の背後には、ソーシャルネットワーキングやテレビゲーム、管理社会等に幻滅している(主に20代の)男女のグループの存在がある。彼らは都市の環境を、驚きと冒険に満ちた場所という、本来あるべき姿で扱っているのだ」
同氏のサイトには、もっとたくさんの写真が掲載されている。
※ルーフ・トッピングは危険行為であり、2012年12月にはシカゴで42階建てビルの立ち入り禁止区域にのぼった男性が、排気塔に落ちて死亡した事件も発生している。
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[Paul Vale(English) 日本語版:兵藤説子/ガリレオ]
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