フランス人写真家がとらえた「美しい日本の廃墟」

長く忘れ去られてきた日本の「廃墟」を映し出す新しい写真集は、不思議な魅力に満ちている。

長く忘れ去られてきた日本の「廃墟」を映し出す新しい写真集は、不思議な魅力に満ちている。

この写真集「Nippon no Haikyo」(リンク先はフランスのアマゾン)は、日本に住むフランス人写真家Jordy Meow氏がこのほど出版したものだ。

Meow氏は日本中を旅し、人がほとんど足を踏み入れないゴーストタウンや荒れ地などを訪ねてはカメラに収めてきた。その成果は「Nippon no Haikyo(日本の廃墟)」というブログにも収められている。さらに、ここ数年間は、旅を記録する別のブログ「Totoro Times」で、日本やベルギー、さらには北朝鮮などの、ほとんど公開されたことの場所をカメラに収めて紹介している。

Meow氏によれば、Haikyo(廃墟)とは通常「荒れ果てた場所」を指す。最近では、都会を探索して廃墟をたずね歩く都市探険を行なう人が増えているそうだ。不気味でありながら、なぜか美しさを感じさせる不思議な写真をご覧いただきたい。

※Meow氏は自身のブログで、2007年に出版された『ニッポンの廃墟』という別の本も紹介している。全国200の廃墟を地図とともに掲載しているが、同氏によれば、現在はほとんどが解体されているという。

Haikyo: Forgotten Japan

[Kavitha A. Davidson (English) 日本語版:ガリレオ]

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