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【台風30号】中国のフィリピン支援寄付金は日本の1/5、IKEAよりも下回る その理由は?

2013年11月14日 21時07分 JST | 更新 2013年11月14日 21時26分 JST
Anadolu Agency via Getty Images
TACLOBAN, PHILIPPINES - NOVEMBER 14: Children shletering in a school building with their families sit on the stairs in typhoon-ravaged Tacloban city on November 14, 2013 in Philippines. Haiyan, possibly the most powerful typhoon on record, killed thousands of people upon hitting the Philippines and hundred of thousands flee and houses are blown to pieces. The death toll is feared to rise as the worst-hit areas slowly become accessible. (Photo by Onur Coban/Anadolu Agency/Getty Images)


観測史上最大級の台風30号「ハイヤン」が直撃し、壊滅的な被害を受けたフィリピンに対して、中国がわずかな援助しか行っていないことに非難が高まっている。ハフィントンポストUK版が伝えた。

中国のような経済大国からの寄付が120万ポンド(約1億9000万円)だと、イギリスやアメリカなどと比べても見劣りするものだ。

しかも、その金額はイケアにも劣る。イギリスの新聞ガーディアンによると、スウェーデンの家具チェーン・イケアの援助額は170万ポンド(約2億7000万円)である。

専門家によると、中国が相対的に寄付金の額が少ないのは(当初はわずか12万5000ポンド[約2000万円]だった)、中国とフィリピン両国が国境紛争(南シナ海のスカボロー礁[中国名・黄岩島]をめぐる領有権)で緊張関係にあることが原因だとしている

BBCによると、日本はテントや毛布、医療スタッフの派遣を含んだ620万ポンド(約10億円)の総合援助を申し出ている。韓国は310万ポンド(約5億円)、インドネシアは210万ポンド(約3億4000万円)、アメリカは1200万ポンド(約20億円)、そしてオーストラリアは1700万ポンド(約27億円)となっている。

「この人道主義の危機に際して、良き友人、良き隣人としてオーストラリアはフィリピンに寄り添う」と、オーストラリアのトニー・アボット首相は述べた。

イギリスは軍の航空母艦「イラストゥリアス」の派遣などを含む2000万ポンド(32億円)となっている。

台風30号「ハイヤン」によって犠牲となった人々の墓が大量に掘られている。現時点で、死者数は2300人を超えるとみられる。

一方、イギリスのデビッド・キャメロン首相は国民に対して非営利団体(NPO)の災害緊急委員会(DEC)の呼びかけで48時間以内に2300万ポンド(約37億円)以上寄付したイギリス国民の寛容な行いを称賛した。

最初の24時間で1300万ポンド(約21億円)の寄付が集まった後、キャメロン首相はツイッターで「イギリス国民が持つ不変の寛容さを示すことができた」と述べている。

DECは寄付された現金は台風によって取り残された人たちに食料、水、家財道具、避難所を提供するための資金として使用される。

政府が危機に対して「支援は順調に進んでいる」と当局が述べていることに対して、被災地に支援の手が届くまで時間がかかりすぎているとの批判もある

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