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「台風の被害」が示す「温暖化の不当な影響」

2013年11月15日 01時29分 JST | 更新 2013年11月15日 01時29分 JST

史上最大の台風が襲来して6日が経ったフィリピンでは、多数の被害者の救援が行われているが、被害額は数十億ドルにのぼる可能性がある。しかし、その被害金額をすべてフィリピンが負うことが公正なのかについて、われわれは考えるべきだろう。

以下のインフォグラフィックでは、温暖化の原因と見られる二酸化炭素の各国の排出量と、温暖化の悪影響を最も大きく受けやすい国についてまとめている。最も激しい影響を受ける国は、二酸化炭素排出が少ない国であることがわかる。

温暖化の結果、海面が上昇しており、沿岸諸国における台風被害はさらに激しくなってきている。フィリピンの海面は、世界でも最も速く上昇している場所のひとつだ。世界全体の平均は1年で3ミリメートルだが、同国ではこの値が10ミリメートルなのだ。

なお、今回の台風の以前にも、フィリピンは何度か大きな台風被害を受けている。1991年の「Thelma」の死者は5081名にのぼった。2011年の「Washi」は1257名、2012年の「Bopha(Pablo)」は1901名。今回の台風(平成25年台風第30号、アジア名Haiyan、フィリピン名Yolanda)の被害は現在2357名とされているが、一時は1万名にのぼるという推測もあった。

フィリピンは毎回の台風シーズンごとに、農産物の被害や生産施設の損害でGDPの2%を失っている。また、被害を受けた場所の再建のためにさらに2%が使われている。

Infographic by Jan Diehm for the Huffington Post.

[Eline Gordts (English) 日本語版:ガリレオ]

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