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石破茂氏がブログの記述を撤回 「デモの参加者はテロリスト?」 特定秘密保護法案を危惧する声も

2013年12月02日 15時50分 JST | 更新 2013年12月02日 16時49分 JST
JIJI

自民党幹事長の石破茂氏は、特定秘密保護法案に反対する国会周辺のデモに関して「絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらない」としたブログの記述について12月2日、「本来あるべき民主主義の手法とは異なる」と訂正した。テロ行為と比較したことへの反響が大きかったことを考慮した結果だった。

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石破氏は当初、11月29日に発表したブログの中で以下のように述べていた。

今も議員会館の外では「特定機密保護法絶対阻止!」を叫ぶ大音量が鳴り響いています。いかなる勢力なのか知る由もありませんが、左右どのような主張であっても、ただひたすら己の主張を絶叫し、多くの人々の静穏を妨げるような行為は決して世論の共感を呼ぶことはないでしょう。

主義主張を実現したければ、民主主義に従って理解者を一人でも増やし、支持の輪を広げるべきなのであって、単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思います。

このブログはハフィントンポストにも掲載され、2日間で約20件のコメントがついた。「与党幹部の発言として許されない」「デモの参加者はテロリストか?」と憤る声から「絶叫型デモが本当に効果的なのか?」との指摘まで、様々な声が寄せられている。訂正記事に寄せられたコメントも含めて、主な意見を抜粋しよう。

反対者の人格や信条を否定することによって己の主張の正当性を証明しようとするのはヘイトスピーチを行っている人達と変わりません。一国の政権を担う与党の大幹部の発言としては許されないと私は思います。

28日は、参議院では特定秘密保護法案の「テロ」の規定(第12条)のあいまいさが問題として審議されていたのですが、現内閣の閣僚の認識では、議員会館の前でのデモが「絶叫しているだけだな」と閣僚が思ってしまえば、特定秘密保護法で指定される「テロ」の定義に含まれる可能性が、非常に高いことを示唆しているように思われます。はたして、デモの参加者はテロリストでしょうか?

与党の幹事長としてという立場と「テロ」という言葉を使ったことは不適切ではあろう。とはいえ、絶叫型デモという手法が効果的かという点については十分に問題提起として妥当ではあろう。そもそもデモという手法は主張を多くの人に伝える術として認められているものだろう。であれば、その主張が多くの人に賛同を受けて初めて効果的な手法と言える。

逆に大音量が聞くものに不快を感じさせ、主張には同意できても活動に賛同できないようであれば逆効果と言うことになる。それでもなお、その手法を続けることは、もはや目的が手法そのもの、デモを行うこと自体が目的となっていないか、ということを再確認すべきではないのか。

【※】石破茂氏が「絶叫型のデモ」をテロ行為とあまり変わらないと指摘し、その後に撤回した件について皆さんはどのように思いましたか?改めてコメント欄にご意見をお寄せください。

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