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レーシック手術に注意呼びかけ、消費者庁 被害情報は5年で80件

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Maria Teijeiro via Getty Images
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近視矯正のレーシック手術で被害が報告されているとして、消費者庁は12月4日、手術をする際はリスクを十分に理解するように注意を呼びかけた

レーシックに関する被害情報は、2009年度以降、5年間で80件寄せられている。毎年、10件以上登録されており、2013年度は30件あったという。その内、重大な事故として公表されたものは7件だという。2013年に急増したのは、手術の件数が増えたためとも考えられる。

消費者庁によると、重大な身体被害に遭った事例には、以下のようなものが報告されている。目や頭の痛みや吐き気などのほか、ドライアイなどの症状が見られるようだ。

手術直後から2か月間、目の表面に激しい痛みがあり、寝たきりの状態になった。目の表面の激しい痛みによる頭痛、吐き気、不眠等が発生した。光や太陽がまぶしく、室内でもサングラスや遮光レンズを使用するようになった。手術後1年は、近くを見ての作業ができなくなり、プリズムレンズ10の遠近両用眼鏡を常時使用するようになった。現在では、眼鏡やコンタクトで日々調整しているが、眼精疲労がつらい。

(平成 22 年9月手術 女性 40 歳代)

まぶたの腫れや両目の痛み、ドライアイが顕著で、1時間に数回は目薬をさすような状況になった。見え方の違和感やゆがみ、飛蚊症なども発症した。術後3週間程度は、食べられず、寝たきり状態だった。その後も、電車に乗ってもすぐに座り込んだり、車やエレベーター内で吐いたりするような状況である。

(平成 25 年2月手術 女性 30 歳代)

また、手術前のリスク説明が不十分だったおそれがある事例も報告されている。

インターネットで近所の病院を見付け、手術を受けた。術後、目に違和感が出て見え方もおかしくなり、目が痛み、乾くようになった。現在、地元眼科で症状を緩和するための眼薬を処方してもらっている。広告は、メリットばかりをうたい、手術を受ける前も危険性についての十分な説明がなかった。

(事故発生年:平成 18 年 男性 20 歳代)

消費者庁によると、日本眼科学会からのアドバイスは以下のようなものだ。

(1)手術のリスクについて
・ハロー・グレア、不正乱視、ステロイド緑内障、ドライアイなどの術後合併症が知られている。ハロー・グレアやドライアイは術後長期間持続することもあるため、手術前に、可能性のある合併症と問題点について十分に説明を受け、理解し、同意しておく必要がある。
・レーシック手術で削った角膜は元に戻らない。

(2)過矯正の問題点について
・特に近視の場合、矯正し過ぎて術後に遠視になってしまうと、眼精疲労や近見障害などが問題になることがある。
・矯正の目標として、裸眼視力 1.2 や 1.5 を目指すのではなく、やや控えめの視力目標を設定した方が、前記のような問題を避けることができる。
・軽度の近視は老視になったときに有利である。
・特に 40 歳代以上の方は調節力が衰えてきているため、術後に眼精疲労や近見障害の症状が強く出ることがある。

この問題について、弁護士グループが専門の電話相談を行う。

医療被害を扱う弁護士のグループが今月21日の午前9時15分から午後5時まで、専門の電話相談を行うことにしています。番号は03-6869-8391です。

(NHKニュース「レーシック手術に注意呼びかけ 消費者庁」より 2013/12/04 17:42)

※レーシック手術の被害が報告されているとして、消費者庁が注意を呼びかけました。レーシック手術の後遺症についてどう思いますか? あなたの声をお聞かせください。

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