「刺繍の猫シャツ」日本人女性が作ったシャツがネットで大人気

日本人刺繍作家クボタヒロコさんの、何ともかわいらしい作品がネットで人気だ。その作品は、シャツの胸元に、本物かと見まがうばかりの猫を刺繍したものだ。ポケットから猫が顔を出している様子を見事に表現している。

日本人刺繍作家クボタヒロコさんの、何ともかわいらしい作品がネットで人気だ。

その作品は、シャツの胸元に、本物と見まがうばかりの猫を刺繍したものだ。ポケットから猫が顔を出している様子を見事に表現している。

クボタさんがシャツに猫を刺繍するようになったのは、息子のためだった。身体が小さくて既製品が合わないので洋服を手作りしていたところ、猫のアップリケがほしいとせがまれたのだ(クボタさんのサイトによれば、もともと「家族の服を縫ったり編んだりするのが大好きで、そこに小さなワンポイントのアップリケなど」を刺繍していたという。サイトでは、ほかの刺繍作品も販売されている)。

「息子のパソコンには、かわいらしい猫の写真がたくさん保存してあるのです」とクボタさんは説明する。息子にもらった猫の写真をもとに、初めてシャツに刺繍をし、その出来ばえに満足したクボタさんは、自身のFlickrページに画像を投稿してみた。すると、インターネット上で瞬く間に広まり、猫マニアたちから注文がなだれ込んだのだ。

シャツはその後、楽しい手作り作品でいっぱいの専門ECサイト「Etsy」で、250ドルから300ドルの価格で販売された。手元にあったものは完売したという。

今でもオーダーメードの注文を受け付けてはいるが、ブログによれば、予約は来年の6月までいっぱいだという。また、そのせいで、ファッションに猫を取り入れることの好きな息子(現在20歳)のための制作時間は、あまりとれなくなってしまったようだ。「それに息子は、自分の身長が低いことがアメリカにまで知れ渡ったと文句を言っています」。

クボタさんに、ネット上の猫ブームと、突然の成功についてどう思うか、尋ねてみた。「犬好きの人は、パソコンの前に座るより、犬を連れて散歩に出かけたがるタイプなのかもしれないですね…シャツに犬を刺繍してほしいという注文も来るのですが、大きなレトリバーをポケットに入れるのは無理だと思うんです」

とてもロジカルな答えだ。以下に、傑作のいくつかを紹介していこう。

[Katherine Brooks(English) 日本語版:遠藤康子、合原弘子/ガリレオ]

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