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猪瀬直樹知事「借用書の封筒は処分した」 徳洲会への便宜も否定

2013年12月07日 17時07分 JST | 更新 2013年12月07日 17時10分 JST
時事通信社

医療法人徳洲会グループから5000万円を受け取った東京都知事の猪瀬直樹氏。12月6日に都議会で行われた一般質問でも追及が相次いだ。猪瀬氏が公開した借用書は郵送で返却されたはずが折り目が一切ないことや、収入印紙がないなど、不可解な点がいくつもあり謎を呼んでいるが、送られてきた封筒は「事務所スタッフが処分した」という。日刊スポーツなどが報じた。

資金提供問題は共産党に続き、みんなの党、生活者ネットワーク、日本維新の会が追及。猪瀬知事は、郵送されてきたとしている借用証の封筒について「事務所のスタッフが処分したと聞いている」と説明。

(日刊スポーツ『猪瀬知事、借用証封筒は「スタッフ処分」』より 2013/12/07 09:21)

5日に行われた都議会の代表質問では、共産党の河野ゆりえ議員が「そもそも借用書が郵送されてきた封筒の大きさはどのくらいで、消印の日付、送り主、送り先の住所、氏名は、どのように記載されていたのか」と質問。猪瀬氏は「郵送された封筒の大きさ、借用書が入る大きさがあったと、事務所スタッフから聞いている。送り主の住所は書いてあったが、書留や速達ではなかったと聞いている」と述べた。6日の一般質問でも維新の会が封筒の提出を求めたが、「事務所スタッフが処分した」と答えたという。

収入印紙がなかったことについて、みんなの党の上田令子議員が印紙税法違反の疑いが指摘されている点を正すと、猪瀬氏は「印紙税について、至らないところがあったので納税するつもりだ」と述べたという。

■5000万円受領と徳洲会の入札参加に関連は?

また、6日の一般質問では、猪瀬氏が副知事時代に進めた東京電力病院の売却をめぐり、徳洲会が入札したことの関連を問われ、猪瀬氏は「便宜を図ったことは一切ない」と否定したという。朝日新聞デジタルが報じた。

都は東電の主要株主で、東電改革の担当副知事だった猪瀬氏は2012年6月の株主総会で「東電病院は一般利用できず、資産価値は122億円もある」と売却を提案。東電は同10月、売却方針を公表した。

この1カ月後の11月6日、猪瀬氏はグループの徳田虎雄前理事長に会い、同20日に徳田毅衆院議員から5千万円を受け取った。

(朝日新聞デジタル「病院売却で徳洲会入札 猪瀬知事「便宜図ってない」」より 2013/12/06 19:52)

徳洲会は、競争入札に参加したが、東京地検特捜部の強制捜査を受け、辞退したという。MSN産経ニュースは、共産党の白石民男議員の質問とそれに対する猪瀬氏の答弁を以下のように報じている。

--都心に徳洲会病院の旗を立てることを悲願としていた徳洲会は、東電病院売却の話が出たので競争入札に参加したが、東京地検の捜査を受けたので辞退したという。(徳洲会側が)落札の期待を込めて知事に資金提供した可能性は否定できないのではないか

「当時、徳洲会グループの都内での事業計画や病院経営をしているという認識はなかった。東電病院売却と、今回の私の借り入れの問題とは一切関係ない」

(MSN産経ニュース「5千万円受領問題での猪瀬知事発言 「便宜なし」…従来の説明に終始」より 2013/12/6 19:45)

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