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北朝鮮、張成沢氏を処刑 「犬畜生にも劣る人間のゴミ」と激しく非難

2013年12月12日 23時24分 JST | 更新 2013年12月18日 02時02分 JST
http://www.rodong.rep.kp/

北朝鮮の朝鮮中央通信は12月13日、党からの除名を報道していた張成沢(チャンソンテク)・前国防委員会副委員長に対し、国家転覆陰謀行為の罪で前日に特別軍事裁判を開いて死刑判決を下し、即日執行したと伝えた。事実上のナンバー2とみられていた人物が1週間の間に失脚、処刑されるという異例の事態に、韓国政府は緊張を強めている。

朝鮮民主主義人民共和国国家安全保衛部特別軍事裁判所は、被告人・張成沢が敵と思想的に同調して、わが共和国の人民主権を覆す目的で敢行した国家転覆陰謀行為が共和国刑法第60条に該当する犯罪を構成するということを確証し、凶悪な政治的野心家、陰謀家であり、万古逆賊である張成沢を革命の名のもとに、人民の名のもとに峻烈に断罪・糾弾し、共和国刑法第60条によって死刑に処することと判決を下した。

判決は即時執行された。

朝鮮中央通信

同通信によると、張氏は金日成主席や金正日総書記の信任を得て要職についたが、2011年の金正日総書記の死去を契機に体制を転覆しようと企てたとした。側近たちと派閥を形成して国家機関を私物化し、内閣の経済機構を機能不全に陥れたという。地下資源や土地を外国に売却することで「政治的野望の実現に必要な資金を確保するため、各種名目で金儲けを奨励して不正腐敗行為をした」と断罪している。

同通信は「凶悪な政治的野心家、陰謀家」「犬畜生にも劣る醜悪な人間のゴミ」などと張成沢氏を激しく非難した。

張氏は全面的に罪状を認め、以下のように発言したとしている。

「政変時期は特に決めたことがなかった。しかし、一定の時期になって、経済が完全に破綻して国家が崩壊寸前になれば、私がいた部署とすべての経済機関を内閣に集中させて、私が首相をしようとした。自分が首相になってから、これまで様々な名目で確保した莫大な資金で一定の生活問題を解決すれば、人民たちと軍隊は私の万歳を叫び、政変は順調に実現するものと打算した」

朝鮮中央通信

聯合ニュースによると、張氏の処刑報道を受け、韓国政府は12月13日、緊急の国家安全保障策調整会議を開き、 「最近の北朝鮮内で展開する一連の事態に対し、深い憂慮を持ち、鋭意注視している。今後、すべての可能性に備え万全を期す」との統一部報道官声明を発表した。

【※】北朝鮮の事実上ナンバー2とみられていた張成沢氏の失脚は、東アジア情勢を不安定化させると思いますか?皆さんのご意見をコメント欄にお寄せください。

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