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菅直人氏「脱原発」で小泉純一郎氏と連携否定 「すり寄った」と言われ逆効果?

2013年12月15日 02時53分 JST | 更新 2013年12月15日 02時56分 JST
The Huffington Post

民主党の菅直人元首相は12月12日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)で記者会見し、「脱ゼロ」を主張する小泉純一郎元首相との連携について「それぞれの立場でやる方が効果的。政治的に手を組むと『敵に寝返った』『すり寄った』と言われ、影響力が小さくなる」と否定的な見方を示した。一方で、小泉氏の発言や活動に期待感を示し、「自民党の中で(脱原発を)きちんと発言する人を増やすことが、原発ゼロには効果的な方法だと小泉さんも思っていると信じている」とエールを送った。

菅氏は会見の中で小泉氏との連携について次のように述べた。

小泉さんと一緒にやったらどうかとよく言われるが、多分、小泉さんも私と同じことを思っておられると思いますが、それぞれの立場でやるほうが効果的で、政治的に一つの党と手を組むと、小泉さんは自民党の中であいつは「敵に寝返った」と言われ、私も『自民党にすり寄った』と言われ、影響力が小さくなる。


自民党の中で、きちんと発言する人を増やすことが原発ゼロに向かう効果的なことだと、小泉さんも思っていると信じています。

小泉氏がフィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」を視察したことにも触れ、「彼が素晴らしいのは、彼自ら、原子力ムラの中枢を誘って、一緒にオンカロに連れて行き、その人たちに対して(原発ゼロを)まず訴えたことだ」と称賛。

この会見の前に、小泉元首相の講演記録を改めて全部読んできました。

 

彼が素晴らしいのは、フィンランドのオンカロに行くときに、彼が電力関係者、あるいは原発関係者を誘って一緒に行ったということです。つまり、日本における最強の組織とも言える「原子力ムラ」の中枢をわざとオンカロに連れて行っった。それ(オンカロ)を見れば、日本でこれ以上(原発を)稼働させるべきでないと分かるだろうと考えた。その人たちに対してまず訴えた、ということが素晴らしいと改めて感じました。

そして、与野党で激しく争った「宿敵」に対し、「自民党の中で(小泉氏と)同じ考え方の人たちに(脱原発について)発言するよう勇気づけてほしい」と期待を込めた。

私が小泉元首相にさらに期待するのは、「自民党のなかでも、5割ぐらいの人は自分と同じ考え方だ」とおっしゃっているので、ぜひその5割の人に、言葉に出してそのことを言うように、発言するように、勇気づけてほしい。それが私の期待です。

一方、民主党の執行部に対しては「安倍政権がやろうとしている間違った方向を追及して欲しい。原子力ムラの一部に遠慮しているとすれば大変残念」と注文をつけた。

■「小沢氏は『子分』か『敵』しか作らない人」

また、生活の党の小沢一郎氏について問われると「小沢さんは『子分』か『敵』しか作らない人」と厳しく批判。「残念ながら私は小沢さんの子分になる気はありませんでした」と述べた。

政治家の関係には、多少、「親分・子分」、「先輩・後輩」という縦の序列があるほかに、いわば横のつながりの「仲間」という関係もあります。例えば、私と鳩山さんは、基本的には横の関係です。私は小沢さんも横の関係の一人として、出来るだけ、協力し合って、少なくとも小沢さんが代表の間は、そういうスタンスで臨んでいました。


しかし、小沢さんという方は、ある程度の付き合いの中で分かったのは、「仲間」という関係を作らない人です。つまり、自分の言うことを聞く「子分」か、自分の言う通りにしない人間はすべて「敵」か。「子分」か「敵」かしか作らない。残念ながら私は小沢さんの子分になる気はありませんでした。

※「脱原発」を実現するために、菅直人氏と小泉純一郎氏は連携すべきだと思いますか。皆様のご意見お聞かせください。

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