「楽天koboスタジアム」Kスタ宮城の命名権を楽天が取得

プロ野球・楽天の本拠地、宮城球場の名前が「楽天koboスタジアム」に変わることになった。楽天が、年間2億100万円で命名権を取得したという。
時事通信社

プロ野球・楽天の本拠地、宮城球場の名前が「楽天koboスタジアム」に変わることになった。楽天が、年間2億100万円で命名権(ネーミングライツ)を取得したという。時事ドットコムが報じている。

「日本製紙クリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城)」の愛称を使ってきた球場をめぐっては、命名権を所有する日本製紙が年内に満了する契約を更新しないと宮城県に伝え、同県が公募を行っていた。関係者によると、2社から応募があり、審査の結果楽天に決まった。

(時事ドットコム「新球場名は「楽天koboスタジアム」=球団親会社が命名権」より 2013/12/14 11:33)

宮城県は2005年に、宮城球場の命名権を売却することを決定。名称の一部に「宮城」の2文字を使用することを条件とし、スポンサー企業の募集を開始した。

その結果、人材派遣事業を展開するフルキャストと合意し、契約期間3年、年額2億円(うち1億5000万円は球団、5000万円は県の収入)で契約。「フルキャストスタジアム宮城」という名称が使われることになった。

その後、2008年に宮城県石巻市などに工場を持つ日本製紙が、命名権を取得。「クリネックススタジアム宮城」を経て、「日本製紙クリネックススタジアム宮城」と名前が変わった。

日本製紙は2011年に発生した東日本大震災で、生産6拠点に大きな被害を受けた。石巻の工場などが既に再開しているが、国内における紙の需要減少や、円安の影響による原材料価格の上昇もあり、厳しい事業環境が続いている。そのため日本製紙は、紙の価格修正やコストダウンの推進とともに、資産売却などを行っていた。

今年日本一になった球団と所有者の宮城県は命名権の買い手を募ったが、思うようにはいかなかったようだ。年2億円以上での売却をめざしたが、買うことになったのは楽天。金額は2億100万円だ。命名権は08年に日本製紙が年2億5千万円で取得。11年から年2億円だった。

(朝日新聞デジタル「Kスタ宮城、命名権は楽天自ら購入:朝日新聞デジタル」より 2013/12/14 09:03)

「楽天koboスタジアム」の名称についてインターネット上の声を拾うと、「Kスタのまま変わらない」という意見や、「エラーが多くなりそう」などの意見が出ている。

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