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エクストリーム出社で「世界が平和になる」 初のシンポジウム開催

2013年12月15日 19時38分 JST | 更新 2013年12月15日 19時52分 JST
日本エクストリーム出社協会

早朝に登山やサーフィンなど仕事とは関係のない活動を楽しんでから出社する「エクストリーム出社」が密かなブームになっている。「今日もこれから仕事か」と思わず憂鬱になる出勤時間をスポーツ化することで楽しんでしまおうという遊び心あふれる試みだ。この新しいライフスタイルの普及に勤めている日本エクストリーム出社協会による初のシンポジウムが12月15日、東京のアップルストア銀座で開催された。

寒風吹く日曜の午前9時開催だったが、50人近い来場者で会場は埋めつくされた。パネラーは「エクストリーム出社」の発案者である天谷窓大さんや、同じく共同代表の椎名隆彦さん、それに株式会社タニタ創業ファミリーの谷田昭吾さんら。この日、パネラーの皆さんは朝7時に羽田空港の展望デッキで日の出を拝んでから会場入りした。休日にも関わらず、エクストリーム出社を実践するとは気合いの入り方が違う。

天谷さんはエクストリーム出社を始めた経緯を次のように振り返った。

「今の会社の前の会社で、厳しい上司の下についていて出社拒否症ぎみになってしまった。『会社行きたくないなぁ、でも行かなきゃ』といつも思っていました。以前は夜型だったせいもあって、ある日、眠れなくてまんじりと起きていたら、これで寝たら会社間に合わない時刻になってしまった。

早朝だけど電車は動いてる。赤羽に住んでいたので、上野経由で築地市場に行って朝ご飯を食べたんですね。それがすごく楽しかった。その日も相変わらず上司に怒られたんですけど、気持ちに余裕ができた。『そんな怒ってるけど、俺は築地で寿司喰ってきたんだぜ』と余裕が生まれたんですね。こういう出社前に旅してみたら楽しいなと思うようになったのがきっかけです。

エクストリーム出社をするようになってから気持ちに余裕が出るようになったんです。楽しいことが待ってると思うと、余裕ができるんだなと実感。自分でもびっくりするくらい朝方になることができました」

その後、天谷さんの試みを聞いた椎名さんが意気投合。エクストリーム出社を一種のスポーツとして提唱するようになった。エクストリームスポーツのように、速さや高さ、危険さや華麗さなどの「過激な」要素を持った、離れ業を売りとした出社スタイルを打ち出したのだ。エクストリーム出社をする人は単なる通勤者ではなく出社ニストと呼んだ。

彼らが協会のHPを立ち上げると、2013年9月には全国一斉エクストリーム出社大会を開催するほどの広がりになった。東京湾一周山の手線全29駅を自転車で一周してから出社など、どんどんアクティブになってきている。

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軽妙なトークで盛り上がる会場(2013年12月15日、アップルストア銀座)

タニタ創業ファミリーの谷田昭吾さんは、この日、エクストリーム出社を体験した経験を踏まえて「ポジティブ心理学というハーバード大学などで研究が進んでいる学問があるんですが、その中でも達成感がこのエクストリーム出社によって味わえたり、次の日が楽しみになるというポジティブな習慣が生まれて、メンタル面でのケアに繋がるのかな?と思います」と分析した。

シンポジウムの締めで共同代表の椎名さんは、来場者に向かってこう呼びかけた。

「僕も皆さんにエクストリーム出社をいっぱいしてもらえればと思っています。今日来ていただいた皆さんも、日曜の朝9時から銀座に来ることってほとんどないと思うんですけど、そういう非日常的な経験をすることができる人って、心に余裕があるというかユーモアが分かる人が多いと思います。

そういう人が、どんどんエクストリーム出社の文化とともに増えていければ、世界が平和になるんじゃないかと思います。世界平和のためにエクストリーム出社の健全な発展と普及に努めたいと思います」

【※】通勤をスポーツとして楽しもうという「エクストリーム出社」の試みをどう感じましたか?あなたも参加してみたいと思いますか?コメント欄にご意見をお寄せください。

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