ニュース

猪瀬直樹知事、辞任へ 徳洲会5000万円問題で引責か

2013年12月18日 19時01分 JST | 更新 2013年12月18日 19時01分 JST
JIJI

猪瀬直樹・東京都知事は、医療法人「徳洲会」グループから5000万円の現金を受け取った問題に絡み、知事を辞任する意向を固めた。NHKニュースによると、12月19日午前に緊急記者会見を開いて表明するという。

東京都の猪瀬知事は19日、緊急の記者会見を開くことになり、この中で、大手医療法人「徳洲会」グループ側から5000万円を受け取っていた問題を受けて辞職する考えを明らかにするものとみられます。

(NHKニュース「猪瀬都知事 辞意表明の見通し」より 2013/12/18 23:25)

都知事選前の2012年11月、猪瀬氏は徳洲会の徳田虎雄前理事長と面会。その後、徳田毅衆院議員から5000万円を受け取った。東京地検特捜部は2013年9月17日に公職選挙法違反容疑で徳洲会を強制捜査したが、猪瀬氏はその直後の9月25日に5000万円を返却していた。

2013年11月22日、猪瀬知事は資金提供について「選挙資金ではなく、個人の借り入れ」と説明し、26日には「借用証」を公表した。しかし借り入れの経緯や現金の保管場所などについて、記者会見や都議会総務委員会での説明は二転三転していた。

朝日新聞デジタルは、以下のように経緯をまとめている。

現金授受の詳細な経緯を問われると「記憶にない」「分からない」と語り、十分説明しなかった。「5千万円はすぐ貸金庫に入れ、手を触れていない」と述べたが、実際は別の貸金庫に移動させていたことなど、虚偽答弁が次々に判明した。

18日には、虎雄前理事長との面会の際に東京電力病院(新宿区)の取得を目指す考えを伝えられていたのに、都議会では「話題になっていない」と答弁していたことが発覚。都議会議会運営委員会は同日、強い調査権を持つ「百条委員会」の設置を決めていた。

(朝日新聞デジタル「猪瀬都知事、辞任へ 徳洲会5千万円問題で」より 2013/12/19 04:30)

12月18日には自民党の高村正彦副総裁が「5000万円という大金を受け取った事実だけで出処進退を決断するのに十分」と早期辞任を促すなど、中央政界から辞任を求める声が強まり、後任を決める都知事選に備えた動きも出始めていた。

安倍総理大臣は、「東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まったのに、国と都が話し合えない状況が続いている。国民にも申し訳ないし、早く方向を決めてほしい。よく情報収集してほしい」と述べ、猪瀬知事の動向を注視しながら、党としての今後の対応を検討するよう指示しました。

また、安倍総理大臣は、「都議会が猪瀬知事の不信任決議を可決した場合、知事には議会を解散する権利はあるが、全会派が一致して可決した場合、解散することに大義はなくなる」と述べたということです。



(NHKニュース「首相 都知事問題の対応検討を」より 2013/12/18 19:26)

猪瀬氏は作家として「ミカドの肖像」で1987年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。小泉内閣の道路公団民営化委員を務めた。2007年から東京都副知事に就任し、2012年12月、石原慎太郎・前知事が衆院選立候補のため辞職したことに伴う知事選で初当選した。就任からわずか1年。猪瀬氏が辞任すれば、東京都知事は2代続けて途中辞任という異例の事態になる。

【※】猪瀬直樹・東京都知事は辞任すべきと思いますか?皆さんのご意見をコメント欄にお寄せください。

関連記事

2020年東京オリンピック招致